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2005 東京モーターショー会場評価
公式サイトにない情報を提示2005/10/02


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はじめに

前回と比較してほぼ同じ規模で開催される、今年の東京モーターショー。一台一台、もしくはメーカーごとどうなのかという情報は公式サイトをご覧いただくとして、もうすこし大局的な情報をお届けしようと思う。今回は出展物よりも会場としてどうなのか要点を抜き出し、最後に簡単に評価する。

日本のメーカー乗用車 WPとJP

WPとはワールドプレミア、JPとはジャパンプレミアをさす。プレミアは公開のこと。市販車両とコンセプトカーを合算した数字であることに注意。

日本のメーカー 合計 うちWP うちJP
スズキ 17 4 2
ダイハツ 21 4 3
トヨタ 33 6 3
日産 22 8 0
スバル 16 1 2
ホンダ 17 3 0
マツダ 22 4 1
三菱 16 3 0
ミツオカ 4 1 0
合計 168 34 11

トヨタの出展車両数が抜きん出ているが、レクサスも含まれているだろう。日産はワールドプレミアモデルを8台も用意している。スバルのジャパンプレミアにはB9トライベッカも含まれていると思われる。

海外のメーカー乗用車 WPとJP

海外のメーカー 合計 うちWP うちJP
GM 7 0 4
クライスラー 10 1 2
フォード 8 1 5
アストンマーティン 3 0 0
ジャガー 7 0 1
ベントレー 2 0 1
ランドローバー 6 0 1
フィアット 10 1 3
フェラーリ 4 0 0
マセラティ 4 0 2
ランボルギーニ 2 0 1
サーブ 4 0 2
ボルボ 13 0 1
起亜 3 0 3
ヒュンダイ 6 1 1
アウディ 7 2 3
アルピナ 4 1 3
オペル 5 0 3
スマート 5 0 0
メルセデス・ベンツ 18 1 5
BMW 19 0 7
フォルクスワーゲン 13 2 5
ブガッティ 1 1 0
ポルシェ 7 0 4
AMG 2 0 0
ロールスロイス 1 0 1
シトロエン 7 0 2
プジョー 12 0 5
ルノー 8 0 4
合計 198 11 69

一通り目を通した上で細かく見ようとすると気づく。アメリカビッグスリーに元気がない。ガイシャ=アメ車という時代からはかなりの時間が経過するが、それよりも日本で走らせることが実用的でないラインナップになっていることが大きな理由だろう。多少高額になっても日本で走らせて見たいアメ車は、どちらかといえばマニアックなポリスカーやアンビュランス、霊柩車など、クルマの運用文化を伴った中古車なのではないかと誤解してしまいそうになる。ただしフォードをマツダ含めグループ丸ごとで捉えれば、60台近い大所帯となる。

モデルを重複させないとすれば、フィアットの出展数、10台はわりと驚きを伴う。たとえば、フィアットオートジャパンのWebサイトで案内している車両は、名前をキーにグレードを整理してカウントすると4台しかない。整理をしないとして6台だ。ほかにどんな車両が出展されるのか。

正直なところボルボの13台は、何を展示するんだろうという不安を伴う。サーブが4台だけになおさらだ。先進の全方位的安全性をブランドテーマとするボルボであるから、その手のモデルが展示されていることを願う。

ドイツ勢は元気がいい。その展示数もさることながら、ブガッティ(フランスではなくドイツ)が世界初公開の場を日本に選んだことは大変光栄である。

フランスでは、個人的に興味があるシトロエンCスポーツラウンジを積極的に画像に収めたいと思っている。

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