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トヨタ自動車、新世代のエンジン動弁機構「バルブマチック」を開発
2007/06/12

−吸気バルブの最適制御により、低燃費と動力性能の向上を両立−


トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、エンジン吸気バルブの開閉タイミングを連続的に変化させる従来のVVT-i*1に、新たにバルブリフト量を連続的に変化させる機構を組み合わせた動弁機構「バルブマチック(VALVEMATIC*2)」を開発した。

新開発のバルブマチックは、流入する空気の量を、これまでのスロットルバルブの開閉量にかえて、吸気バルブのリフト量の変化により調量するものであり、吸気バルブのリフト量と開閉時期を無段階に連続制御する機構である。
これにより、吸気バルブのリフト量と開閉タイミングを運転状態に応じて最適にコントロールし、低燃費と動力性能の向上を両立させている。


具体的には、新開発の2.0Lエンジンの場合、5〜10%*3の燃費向上とCO2削減、10%以上の出力向上を図るとともに、アクセル操作に対する応答性を向上させている。

トヨタは、かねてより、企業の社会的責任として、地球環境保全やエネルギー多様化への対応を経営の最重要課題のひとつと位置付け、低燃費によるCO2削減と排出ガスのクリーン化を追求する一環として、ガソリンエンジンおよびトランスミッションの開発を推進しており、2010年までに一新する計画である。
今回のバルブマチックは、ガソリンエンジンの更なる進化に寄与する新技術であり、近々発売予定の新型車に搭載する2.0Lエンジンを皮切りに、順次採用を拡大していく。

*1 VVT-i:Variable Valve Timing-intelligent(連続可変バルブタイミング機構)
*2 VALVEMATIC:Valvetrain(動弁)と〜matic(機構)を組み合わせた造語
*3 運転条件により異なる

以上、ニュースリリースより

ちょっと前に日産からもスロットルバタフライレスの吸排気機構が発表されていますが、トヨタの方式は基本部分をキャリーオーバーとしながら追加的に実装できたように見えます。つまり、BMWはもう実績が出て安定しているのでおいとくとして、トヨタのものは日産のものより安定しているかもしれません。(元3)


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