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「日産先進技術開発センター(NATC)」、CASBEEの最高ランクを認証取得
2008/04/16

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は16日、昨年5月に竣工した「日産先進技術開発センター(Nissan Advanced Technology Center:NATC)」が、国土交通省の主導するCASBEE*(建築物総合環境性能評価システム)において、3月31日に最高評価の「Sランク」を取得したと発表した。CASBEEは、同省の第3者評価機関である財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)により認証されるもので、自動車メーカーの事業所としては初のSランク認証となる。

今回の認証は、NATCの建物における以下の環境配慮が評価されたものである

  • 眺望・採光性を活かし熱負荷低減に配慮した建築計画
  • 執務空間に自然を取り込んだグリーンキューブ(緑化庭園)の採用
  • 自然と調和した屋上緑化、旧建物解体時のコンクリートガラ(廃材)の再利用
  • 高効率な省エネルギーシステムによる、ライフサイクルCO2排出量の削減
  • 外気冷房など自然エネルギーの利用
また、NATCでは事業所での省エネルギー・省資源・地域貢献活動について、環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」の認証取得が、3月28日に同規格の審査登録機関である財団法人 日本自動車研究所 審査登録センターより、グローバル開発拠点である日産テクニカルセンターISO14001の拡大統合として認められたと発表した。 同社では、商品・開発プロセス業務を含めた包括的な環境マネジメントについても、3月7日に「ISO14001」の認証取得が認められており、これらによってNATCは、グリーン技術の創造に向けた拠点として、グリーンな建物、グリーンなものづくり、グリーンな事業活動の全ての領域での環境マネジメントが確立したこととなる。

日産は、2006年12月に発表した「ニッサン・グリーンプログラム2010」の中で掲げた、事業活動全般における環境マネジメントを強化していくことを宣言しており、今後も継続的な取り組みを推進していく所存である。

*CASBEE(建築物総合環境性能評価システム):国土交通省が主導する建築物の環境性能評価手法で、省エネや省資源・リサイクル性能といった環境負荷削減の側面はもとより、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能向上といった側面も含めた、建築物の環境性能を総合的に評価するシステム。
<(財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)HPより引用 >


以上、プレスリリースより

日産の次世代技術などの研究開発が厚木地区に集結しているわけですが、そういえば、日本の映像技術もソニーの厚木事業所がなければ成り立たなかったそうです。なのに、厚木自体にそんな先進的な雰囲気が無いところがこれまたおもしろいですよね。(元3)


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