株式会社ヤナセ（社長：西山 俊太郎）は、本日開催の取締役会において、経営基盤の確立のため、自己資本の増強を図るべく、伊藤忠商事株式会社（代表取締役社長：小林 栄三、本社：東京都港区、以下伊藤忠商事）と日本土地建物株式会社（代表取締役社長：中島 久彰、本社：東京都千代田区、以下日本土地建物）の協力を得て、40億円の新株発行を行うことといたしました。ヤナセは、来る8月1日に臨時株主総会を開催して新株発行を決議し、伊藤忠商事より30億円、日本土地建物より10億円を調達する予定です。

ヤナセは、2006（平成18）年3月の中間決算において、会計制度の変更により、資本の部の「土地再評価差額金」70億円が負債の部に計上された結果、同額の自己資本が毀損したため、事業収益の拡大努力と遊休不動産の売却等により、その半分を補てんして来ましたが、今後の経営の安定化を図るためには、毀損した自己資本の早期回復が必要と判断しました。調達資金は、メルセデス・ベンツ日本株式会社との合意に基づく、新ＣＩ基準による店舗改装・改築工事等の設備投資資金に充当します。なお、この新株発行に際して、伊藤忠商事より、社外取締役2名の招聘を予定しています。

今後は、中期経営計画「NEXT STAGE 2010」に掲げる、バリューチェーン経営の推進による収益基盤の強化と本社の機構改革・コスト削減などの諸課題に取り組み、高級自動車を取り扱う世界有数かつトップレベルのディーラーグループとして、さらなる成長を目指します。

このたびの増資の詳細については、以下のとおりです。
１．新株式発行要領

(1) 発行新株式数	普通株式 6,944,000株
(2) 発行価額	1株につき 576円
(3) 発行価額の総額	3,999,744,000円
(4) 資本組入額 増加する資本金の額 　　　　　　　増加する資本準備金の額	1,999,872,000円 1,999,872,000円
(5) 割当方法	第三者割当（総数引受契約方式）の方法により、伊藤忠商事に5,208,000株、日本土地建物に1,736,000株をそれぞれ割り当てる

２．今回の増資による発行済株式総数の推移

(1)　増資前の発行済株式総数	40,316,000 株	（増資前資本金 4,976,000,000円）
(2)　新株式発行総数	6,944,000 株	（増加資本金　1,999,872,000円）
(3)　増資後発行済株式総数	47,260,000 株	（増資後資本金 6,975,872,000円）

３．引受け先の出資比率について

株主名	発行前（平成20年6月20日現在）	発行後
伊藤忠商事株式会社	5,208,000 株（12.92％）	10,416,000 株（22.04％）
日本土地建物株式会社	5,208,000 株（12.92％）	6,944,000 株（14.69％）

以上、プレスリリースより

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