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ニュー BMW 5 シリーズ 本国リリース 和訳版発表
2007/02/14

画像についてはこちらでご確認ください
BMW5シリーズがマイナーチェンジ - M5ツーリングも登場 - BMW UK
(元3)


本プレスキットの内容は、ドイツ国内市場向け(2007年1月現在)の仕様を基準として記載されており、その他の市場においては仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあります。本プレスキットでは、車体寸法、エンジン出力などはBMW AG発表のデータとなるため、日本仕様とは異なる場合があります。なお、仕様は随時変更される可能性がありますので予めご了承ください。
ハイ・プレシジョン・インジェクション(高精度燃料直接噴射)技術を採用したストレート・シックス・エンジンの日本導入予定は現在はなく、将来的な導入時期も未定です。

ニューBMW 5シリーズ
概要 2
スリリングなほどに革新的:
ニューBMW 5シリーズ
(ショート・バージョン)

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スリリングなほどに革新的:
ニューBMW 5シリーズ
(ショート・バージョン)
BMW 5シリーズは同クラスのいかなるクルマよりも説得力に溢れ、最高のスタイルと風格を漂わせています。しかもその一方で、スポーティなパワーと高性能も兼ね備えたクルマです。今回、5シリーズならではのルックス、突出した走り、優れた快適性をさらに完璧な水準へ高めました。エクステリアには非常に魅力的な変更を加え、インテリアには非常に明確なスタイル変更と洗練した雰囲気を漂わせ、BMW 5シリーズ・サルーンとBMW 5シリーズ・ツーリングの持つスポーティで優雅な魅力が強調されています。

ひときわ洗練された素材、魅力的な色使い、インテリアの各アイテムや操作系のデザインを見直した結果、キャビンには新たな高級感を漂わせています。

これまでよりもさらに強力になり、あらゆる面で傑出した効率の良さを備えたパワー・ユニットの採用により、BMW 5シリーズのエンジン・ラインナップはかつてないほど高い水準に達しています。これまでもBMWのガソリンおよびディーゼル・エンジンの優れたパワーと極上の洗練性は数多くの賞賛を受けていましたが、いまや経済性の分野でもあらゆる高性能クラスにおいてリードを築いています。

このパワーを生かし、BMW 5シリーズはエフィシェント・ダイナミクスの新次元を切り拓こうとしています。そのために、エンジン本体とその周辺装置に様々な改良を加え、最高の燃費と排出ガスの低減を追及しています。中でもとりわけ重要な技術が、ストレート・シックス・パワー・ユニットに装備されている、BMWの革新的なハイ・プレシジョン・インジェクションです。さらにドライブトレインに関しても、すばやい動作と正確さを著しく向上させた6速オートマチック・トランシミッションや、BMW独自のオートマチック・スポーツ・トランスミッションなどの新技術を採用しています。
エンジンにダイレクトに接続され、正確にギア・マネージメントとギア選択を行うオートマチック・トランスミッションは、ニューBMW 5シリーズのもっともパワフルな3種類のガソリン・エンジンに組み合わされています。このトランスミッションは、同じエンジンを搭載するマニュアル・トランスミッション仕様車よりも燃費を向上させています。さらなる特徴として、ニューBMW 5シリーズの3種類のエンジン・モデルには、常時可変トルク配分を可能にした四輪駆動技術BMW xDriveを組み合わせることができます。この極めて高度な四輪駆動システムは電子制御機器の最適化により、走行条件の変化に対する反応がより自然で正確さを増しました。

またニューBMW 5シリーズには、ドライバーを補助する革新的装備品や快適性に関連する機能が豊富に用意されています。例えばアクティブ・ステアリング、ハイビーム・アシスタント、BMWナイト・ビジョン、ヘッドアップ・ディスプレイ、そして新たに加わるストップ・アンド・ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロール、車線逸脱警告システムなど、いずれもこのセグメントでは初採用となる装備品です。

iDriveには自由に設定可能な8つのお気に入りボタン(ダイレクト選択ボタン)を標準装備しており、さらにオプションのナビゲーション・システムは音声入力が可能で、新たにフルワード音声入力機能を備え、BMW 5シリーズの長距離ツーリングでの快適性をこれまでにないレベルに高めています。

エクステリア・デザイン:新たな優雅さを身に付けたスポーティなキャラクター
デザインに新たな特徴を加えるなど、絶え間ない改良を施すことによりBMW 5シリーズ・サルーンとBMW 5シリーズ・ツーリングは、いずれもスポーティなキャラクターと洗練された優美さがさらに高い次元で調和しています。例えば特徴的な顔つきを見せるヘッドライトには新たにクリア・ガラスを採用し、ターン・インジケーターもクリア・レンズとなっています。丸型ヘッドライトには、その技術的に洗練されたキャラクターを強調するクロームの縁取りが施されています。

BMWのダブル・キドニー・グリルのフレームはフロントのエア・ダムの表面とフラッシュ・サーフェス化され、またエア・インテークの両脇はヘッドライトのアウトラインと同様に躍動的なラインを描いて切れ上がり、滑らかで調和のとれた、親しみやすいフロント・エンドの表情を形作っています。もうひとつ忘れてはならないのが、バンパーの中央を水平に走るトリム・バーで、このクルマのトレッドの広さと力強く路面を踏ん張る姿勢を強調しています。

サルーンとツーリングのいずれにおいても、サイド・シルに沿うように流れる光のラインがボディ側面をさらに細く伸びやかに見せています。これに対しリア・エンドは水平のラインを多用し、力のみなぎるルックスを強調しています。ヘッドライトと同様にテール・ライトにも洗練されたクリア・レンズを新たに採用し、さらに発光ダイオード(LED)式ターン・インジケーターが組み込まれています。そしてなによりも目立つ変更点として、ニューBMW 5シリーズ・サルーンのリア・ナンバー・プレートを囲む部分を、より滑らかでくっきりとしたラインに変更しました。

改良され洗練されたスタイルのインテリア
操作快適性を向上させ、新たなデザインとひときわ洗練された表面素材を採用したことにより、ニューBMW 5シリーズのインテリアはドライバーと乗員がひと目で感じる品質についての新たな基準を打ち立て、素晴らしい「駆けぬける歓び」をもたらします。高級パール・グロス・クローム、スイッチ類の操作性を向上させる手触りのよいラバー・フィニッシュ、ドア・アームレストやドア・パネル、センター・コンソールに施されたパッドなど、すべてのディテールがインテリアに特別なスタイルと高質感をもたらしています。また、オプションの収納アイテムを追加することで、ニューBMW 5シリーズの実用性はさらに高まります。

インテリア・デザインに新たな上品さを漂わせている最も印象的な装飾は、ドア・パネルに施されたツートン仕上げです。上部のブラック・ドア・トリム・バーと、下部のインテリア・カラー同色パネルが、エレガントに弧を描く装飾トリム・バーと一体となって、ダッシュボードのデザインや素材の連続性を感じさせます。ドア・アームレストにはパワー・ウィンドウやドア・ミラーの調節スイッチを組み込み、ドア・ハンドルは人間工学的に最適化しました。ドア・パネルに組み込まれたマップ・ポケットはこれまでよりも容量をアップし、走行中の使い勝手をさらに向上させています。

魅力的な外観と人間工学的に理想的な使い良さを両立させたオートマチック・トランスミッションの新型セレクター・レバーは、スタイリッシュなインテリアに完璧に溶け込んでいます。iDriveコントロール・システムの操作性もさらに高められています。センター・コンソールに配置されたコントローラーとダッシュボード中央のコントロール・ディスプレイで、エアコン、ナビゲーション、エンターテイメント、コミュニケーションの各機能をすべてコントロールできます。

メニュー・ガイドの方法とグラフィックを改良したことに加え、新たに装備されたお気に入りボタンによって、さらに直感的な操作を行えるようになりました。よく利用する機能を8つのお気に入りボタンに設定しておくことで、ドライバーと乗員は素早く簡単にそれぞれの機能を利用することができます。例えば、ナビゲーションの特定の目的地、よくかける電話番号、いつも聴いているラジオ局などを前もって登録しておけば、ボタンを押すだけで直ちに呼び出せます。

パワー・ユニット:エフィシェント・ダイナミクスの新次元を切り拓く
ニューBMW 5シリーズには、導入当初から9種類ものパワー・ユニットが用意されており、そのいずれもが新設計されたものか、あるいは先代モデルに対して徹底的に改良を施したものばかりです。すべてのエンジンが大幅な燃費向上を達成しており、それぞれのカテゴリーでの総合的な経済性と効率に関するランキング・トップの地位を占めます。

ニューBMW 5シリーズでは、搭載されるエンジンの種類に応じて燃料消費量と排気ガスを低減するための様々な技術や装備を採用しています。これら新技術の一例を紹介すると、惰走時やブレーキング時に電装品用の電力を生成するブレーキ・エネルギー回生システム、マニュアル・ギアボックス仕様のニューBMW 5シリーズに乗るドライバーに経済性を重視した変速タイミングを伝えるギアシフト・インジケーター、空力特性の向上に貢献するブレーキ冷却用およびエンジン冷却用エア・フラップのアクティブ制御などがあります。

ニューBMW 5シリーズのオンデマンド作動式電動ウォーター・ポンプは、通常のクーラント・ポンプよりもエネルギー消費が少ないので、エンジン温度をすばやく作動温度に達します。可変ステアリング・アシスト・ポンプは圧力と流量に応じてカム・リングを変化させ、エンジン回転数が高まるにつれて駆動損失が増加することを防いでいます。さらにドライバーや乗員がエア・コンディショナーを必要としない場合は、コンプレッサーの接続が分離されてエネルギー消費を抑えます。

エンジン・ラインナップ中で最上位を占める2種類の8気筒エンジンは、最適化されたエンジン・コントロールや燃費向上のための数々の革新的技術により、この高性能クラスにおいてもまったく前例のないレベルの高効率を実現しました。最高出力270kW(367 ps)を発揮する4.8リッターV8エンジンを搭載するBMW 550iは、静止状態から自足100 km/hまでをわずか5.2秒(サルーン)または5.3秒(ツーリング)で駆けぬけます。また最高速度は電子制御により250 km/hに制限されています。平均燃料消費量(EU基準)は、100 km 走行あたりわずか10.9 リットル(サルーン)または11.2 リットル(ツーリング)です。オートマチック・トランスミッション搭載車の場合はさらに経済性と燃費効率が良くなっており、100 km 走行あたりの燃料消費量はわずか10.3リットル(サルーン)または10.7リットル(ツーリング)です。

最高出力225 kW(306 ps)を発生する4.0リッター8気筒エンジン搭載のBMW 540iも、最高レベルのスポーツ性能を発揮します。静止状態から100 km/hまでを6.1秒で駆けぬけ、最高速度はやはり電子制御により250 km/hに制限されています。

このモデルがもたらすダイナミックな走りは、驚くべき総合的経済性によっても際立っています、サルーンのマニュアル・ギアボックス車の平均燃料消費量は100 km 走行あたり10.5リットルで、オートマチック・トランスミッション車は9.7リットルです。

ハイ・プレシジョン・インジェクションを備えるストレート・シックス
BMW 5シリーズに用意されたストレート・シックス・パワー・ユニットには、出力と性能の異なる3種類のバリエーションがあります。そのうち2つは総排気量3.0リッターで、もうひとつが2.5リッターです。これらすべてのパワー・ユニットに採用されたもっとも重要な技術的特徴は、燃費に優れた希薄燃焼(リーン・バーン)を幅広いエンジン負荷およびエンジン回転数にわたって実現する、BMWの第2世代の燃料直射装置です。これにより、総合的効率と日常での使い勝手を大幅に向上させています。 この卓越した効率は、燃焼室内のバルブとバルブの間、スパーク・プラグのすぐ近くに配置された革新的なピエゾ・インジェクターによって支えられています。BMWのエンジン開発技術者達は、燃焼室という限られた空間の中で、新しいスプレー・ガイド式燃焼行程に欠かせない点火プラグの最適な位置を見つけ出しました。その結果、これまでのような燃焼室の壁面付近での不完全燃焼をなくし、極めて正確な量の燃料を噴射することが可能になりました。

BMW 530iが搭載する3.0リッター直列6気筒ガソリン・エンジンは、200 kW(272 ps)という力強いパワーを発生し、100 km/hまでを6.3秒(サルーン)または6.5秒(ツーリング)で駆けぬけます。最高速度はいずれのモデルも電子制御により250 km/hに制限されています。
100 km 走行あたりの平均燃料消費量(EU基準)は7.7 リットル(サルーン)または7.9リットル(ツーリング)で、先代モデルと比べて12%も向上しています。オートマチック・トランスミッション・モデルではさらに燃費が良く、100 km 走行あたりの燃料消費量は7.5リットル(サルーン)または7.7リットル(ツーリング)です。

BMW 525iにも3.0リッター直6エンジンが搭載されており、こちらの最高出力は160 kW(218 ps)です。サルーンの0 - 100 km/h加速性能は7.1秒で、最高速度は248 km/hです。一方、BMW 525iツーリングの0 - 100 km/h加速性能は7.4秒、最高速度は243 km/hです。平均燃料消費量(EU基準)は、100 km 走行あたり7.4リットル(サルーン)または7.7リットル(ツーリング)です。

ハイ・プレシジョン・インジェクションを装備する3番目の6気筒エンジンは、BMW 523iに積まれる2.5リッター・パワー・ユニットで、最高出力140 kW(190 ps)を発生し、先代モデルよりも出力が10 kW(14 ps)、トルクが5 Nmアップしています。このおかげでBMW 523iは、100 km/hまでを8.2秒で駆けぬけ、最高速度は237 km/hに達します。またBMW 523iツーリングの0 - 100 km/h加速性能は8.5秒、最高速度は230 km/hです。100 km 走行あたりの平均燃料消費量は7.3リットル(サルーン)または7.7リットル(ツーリング)で、先代モデルより約12%改善されています。

力強さと総合的経済性を兼ね備えるディーゼル・エンジン
BMW 535d、BMW 530d、BMW 525dのディーゼル・エンジン・モデルは、目の覚めるような加速と最高レベルの総合的効率を見事に両立しています。これらの傑出したモデルに搭載されるストレート・シックス・パワー・ユニットはいずれも排気量3.0リッターで、さらにターボチャージャーと第3世代のコモンレール式燃料噴射装置を備えています。BMWの6気筒ディーゼル・エンジンは、その卓越した経済性に加え、常に模範的な滑らかさと洗練された作動を特徴としており、目を見張るほどのパワーとトルクを発揮します。

それぞれの新型ディーゼル・エンジンは、オール・アルミ製クランクケースを採用して大幅な軽量化を果たしています。これにより燃費がさらに向上しただけではなく、フロント・アクスルに加わる荷重も減少し、俊敏性の向上に大きく貢献しています。また、最新世代の微粒子フィルターと酸化触媒を共通のハウジングに収めたおかげで、排出ガス管理も改善されています。

BMW 535d に搭載される可変ツイン・ターボチャージャー(VTT)技術を用いた最新の3.0リッター6気筒エンジンは、エフィシェント・ダイナミクスを見事に実現させた顕著な一例です。VTTの特徴は、エンジン低回転域では小型のターボチャージャーだけが作動し、タービンの慣性質量をできるだけ小さく抑え、リニアでターボ・ラグを感じさせない過給を行うことです。さらにエンジン回転数が高まるにつれ、もう1基の大型のターボチャージャーが作動を始め、わずか1,750 rpmで580 Nmの最大トルクを発生します。

BMW 535dに搭載されるこのパワー・ユニットは、このクラスで世界でもっともスポーティかつダイナミックなディーゼル・エンジンとして傑出した存在であり、先代モデルを10 kW(14 ps)上回る210 kW(286 ps)の最高出力を発生します。このパワーにより、BMW 535dは100 km/hまでをわずか6.4秒(ツーリングは6.5秒)で加速します。最高速度はサルーン、ツーリングとも電子制御により250 km/hに制限されています。 燃費もかつてないほどの高い水準に引き上げられています。ニューBMW 535dの平均燃料消費量(EU基準)は、100 km 走行あたりわずか6.8 リットル(サルーン)または7.0 リットル(ツーリング)で、先代モデルより約15%も改善されています。

可変タービン・ジオメトリの採用で最適化された3.0リッター・ディーゼル・エンジン
ニューBMW 530dの最高出力は、今や173 kW(235 ps)に達しています。この3.0リッター・パワー・ユニットは、可変タービン・ジオメトリ(VTG)付きターボチャージャーを備え、力強さだけではなくあらゆる状況において調和のとれた出力特性と動力性能を兼ね備えています。さらにこのパワー・ユニットも500 Nmもの最大トルクをわずか1,750 rpmで発生し、その結果、100 km/hまでを6.8秒(サルーン)または6.9秒(ツーリング)で力強く加速します。また、ニューBMW 530dの最高速度は、250 km/h(サルーン)または245 km/h(ツーリング)です。100 km 走行あたりの平均燃料消費量(EU基準)は6.4リットル(サルーン)または6.6リットル(ツーリング)で、先代モデルよりも約12%向上しています。

3.0リッター6気筒エンジンの3つ目のバリエーションは、最高出力145 kW(197 ps)、最大トルク400 Nmを発生します。このパワーを備えたBMW 525dサルーンは100 km/hまでを7.6秒、ツーリングは7.8秒で駆けぬけます。最高速度は237 km/h(サルーン)または232 km/h(ツーリング)です。また平均燃料消費量(EU基準)は、100 km 走行あたり6.2リットル(サルーン)または6.4リットル(ツーリング)で、トランスミッションの種類によっては先代モデルよりも最高17%も節減しています。 ニューBMW 5シリーズのエントリー・レベル・モデルには、クラスを超えた力強さと経済性ですでに定評のあるBMW2.0リッター4気筒ディーゼル・エンジンが搭載されています。この傑出したエンジンも、同様にコモンレール式燃料噴射装置とVTGターボチャージャーを備えています。 BMW 520dに搭載される最高出力120 kW、最大トルク340 Nmを発生するこのパワー・ユニットは、同様にスポーティな動力性能と力強さを発揮します。サルーンは100 km/hまで8.6秒、ツーリングは8.9秒で加速し、最高速度はそれぞれ223 km/hまたは218 km/hです。また、100 km 走行あたりの平均燃料消費量(EU基準)は、それぞれ5.9リットルまたは6.1リットルです。

オプションの6速オートマチック・トランスミッションとオートマチック・スポーツ・モード
BMW 5シリーズのすべてのモデルに6速マニュアル・ギアボックスが標準搭載されていますが、これに代わるオプションとして非常に魅力的な6速オートマチック・トランスミッションも用意されています(BMW 535dでは標準装備)。

このトランスミッションの特徴として、エンジンにダイレクトに接続されていること以外にも、改良された油圧装置、革新的なトルク・コンバーター、いっそう強力になった制御ソフトウェアなどが挙げられます。これらの働きにより、アクセル・ペダルのわずかな動きにも自然に反応して、極めて素早く効率的な変速を実現します。その結果、従来のオートマチック・トランスミッション・モデルに比べて反応時間が40%近く短縮され、実際の変速に要する時間はほぼ半分になりました。また、ダイレクト・ギア・パス・ファインダーのおかげで、ダウンシフトも同様にすばやくなっています。
このオートマチック・トランスミッションは、電子式セレクター・レバーを使って通常のシフト・パターンに従って操作します。

新しいセレクター・レバーは、選択したギアが噛み合うとすぐに元のポジションに戻ります。トランスミッション自体は機械的ではなく、電気信号によって制御されます。

マニュアル・ギアボックスに代わるもうひとつの選択肢として、「6速オートマチック・スポーツ・トランスミッション」がデビューを飾り、BMW 550i、BMW 530i、BMW 535d、530dにオプション設定されました。この新型オートマチック・スポーツ・トランスミッションは、最新世代のオートマチック・トランスミッションにふさわしい高いレベルの走行快適性をもたらすと同時に、マニュアル・モードではドライバーがよりスポーティなスタイルで変速操作を行えるようにします。ドライバーは、この特別なトランスミッション専用のセレクター・レバーか、あるいはステアリングのシフト・パドルを使って、ギアを1段ずつシフトします(シーケンシャル・シフト)。

さらにSPORTボタンを押すと、シフト・パドルによるシフト・チェンジがさらにドライバーの意思に忠実に実行されるようになり、よりいっそうダイナミックな変速操作を行うことができます。しかもこれと合わせてアクセル・ペダルの踏み込み量に対する反応も変化するので、常にダイナミックな加速を可能にします。

独自の走行快適性をもたらすアクティブ・ステアリング
BMW 5シリーズに標準装備されるサーボトロニックは、車速に応じてステアリングのアシスト量(補助力)を変化させます。このセグメントにおいてアクティブ・ステアリングをオプション設定しているクルマはBMW 5シリーズだけです。アクティブ・ステアリングは、車速に応じてステアリングの切れ角を変化させます。低速走行時には、ステアリング・ホィールの操作量に対するフロント・ホィールの切れ角が高速時よりも大きくなります。これにより駐車時のステアリング操作量も軽減され、ドライバーの負担を軽くします。一方、高速走行では、進路を正確に維持することが容易になります。

ニューBMW 5シリーズには高性能スイング・キャリパー・ブレーキとベンチレーテッド・ブレーキ・ディスクが装備され、その強力な制動力を電子制御によって油圧をコントロールし、4つのホィールそれぞれの要求に応じてブレーキ圧を変化させています。ドライバーがフル・ブレーキングを行うと、電子制御油圧式ブレーキ・システムを管理するコントロール・ユニットがそれを感知し、瞬時にブレーキ圧を高めます。これによりブレーキング操作がより楽になり、制動距離も短縮するため走行安全性が高まります。
BMW 5シリーズのもうひとつの重要な装備であるブレーキ摩耗インジケーターは、ブレーキ・パッドの状態に関する情報を常に送り続けます。

新たに機能が追加されたダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)
ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)には、新たにブレーキ・システムの効果を高めるための革新的機能が備わりました。DSCのもっとも重要な役割は、個々のホィールにブレーキをかけたりエンジン制御に介入したりして、コーナリング中のオーバー・ステアまたはアンダー・ステアに対処することです。さらに、DSCには追加機能としてABSブレーキ・コントロール、オートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC)、ブレーキ・アシスタント、コーナリング・ブレーキ・コントロール(CBC)などが組み込まれています。ニューBMW 5シリーズのDSCシステムには、これらに加えてフェード防止機能と新しい坂道発進アシスタント機能が追加されました。お馴染みのドライ・ブレーキング機能は濡れた路面で最適な制動力を発揮させ、またあらかじめブレーキ・パッドに圧力をかけておくことでドライバーが急制動を必要とする場合に備えるブレーキ・スタンバイ機能も組み込まれています。

さらに正確に:BMW 5シリーズのBMW xDrive四輪駆動システム 標準仕様の後輪駆動方式に代わる選択肢として用意されているインテリジェント四輪駆動システムBMW xDriveを選択した場合、その優れた駆動力に誰もが驚きます。パワー配分を常時可変制御するxDriveにより、BMW 530xd、BMW 530xi、BMW 525xiは荒れた路面以外でも卓越した走行特性を発揮します。xDriveは、エンジンのパワーを電子制御多板クラッチを介して4つのホィールに可変配分することで、サルーンとツーリングのダイナミックな走りを大幅に向上させます。ドライブトレインをより緻密に制御するため、今回新たにDSCとxDriveのコントロール・ユニットを革新的コンセプトに基づいてネットワーク化しました。

ブレーキング機能付きのクルーズ・コントロール
BMW 5シリーズにはブレーキング機能付きのクルーズ・コントロールがオプション設定されています。このシステムは走行ルートや登り/下り坂などの起伏に関わらず、あらかじめドライバーが設定した速度(30 km/h以上)を維持して走行します。システムはそのために、現在の要求に応じてエンジン出力を高めたり車速を落としたりします。この新しいインテリジェント・システムは、従来のクルーズ・コントロールとは異なりエンジン・ブレーキやオートマチック・トランスミッションのシフト・ダウン機能だけではなく、自動的にブレーキングすることで車速を調整できるようになりました。これにより、長い坂道を下るときやトレーラーをけん引しているときでも、車速を一定に維持できます。さらにこのシステムは、コーナリング中に物理的な限界に近づいたときなど、必要に応じてコーナリング中にも車速を落とすように制御します。

ストップ・アンド・ゴー機能付きのアクティブ・クルーズ・コントロール
さらに洗練され、改良が加えられてストップ・アンド・ゴー機能付きとなったアクティブ・クルーズ・コントロールは、ドライバーをこれまで以上に支援し、走行快適性をいっそう高めます。ニューBMW 5シリーズのオートマチック・トランスミッション搭載車に初めてオプション設定されたこの革新的なシステムは、高速道路や流れのよい一般道でスムーズかつ手軽にクルーズできるよう自動的に前走車との車間距離を維持する機能が備わっています。このシステムは必要に応じて停止するまでブレーキを作動できるようになり、極低速で停止と発進を繰り返す渋滞などの状況においても、前走車との車間距離を一定に保ちます。

この優れた利便性を実現するため、本システムには有効範囲を拡大した最新世代のレーダー・センサーを採用しました。前走車との車間距離は、システムに用意されている4つのレベルから選ぶことができます。ドライバーが選択したこの車間距離を維持できなくなると、システムがエンジン・コントロールに介入し、ブレーキを作動させて車速を調整します。その後、前方の交通が順調に流れ出すと、ストップ・アンド・ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロールは再び設定速度まで車両を加速させます。

この洗練されたコントロール・システムは、交通状況に応じて車両が停止するまで自動的に減速することもできます。その場合、ストップ・アンド・ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロールは減速したうえで停車させ、その状態を維持します。

ストップ・アンド・ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロールが加える最大の減速度は4 m/s2に制限されており、前走車が急ブレーキをかけるなどして急激に減速した場合はドライバーがブレーキを踏む必要があります。そのような状況になると、システムは直ちに警告表示と警告音でドライバーの操作を促します。

停止と発進を繰り返すような渋滞のときもシステムが自動で前走車との適切な車間距離を維持するため、ドライバー自身が頻繁にブレーキをかける必要がなく、ドライバーの負担を軽減します。しかし、最終的な責任は依然としてドライバーにあります。そのため、停車時間が3秒を越えた場合、再び発進するためにはドライバー自身が短時間アクセル・ペダルを踏むか、復帰ボタン(記憶されている速度の呼び出しボタン)を押す必要があります。また、ストップ・アンド・ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロールが作動中であっても、ドライバーは走行中にアクセルまたはブレーキを踏むことで、いつでも車速を調整することができます。さらにドライバーは、システムをオフにすることもできます。

常に車線内を走行する:車線逸脱警告システム
ドライバーの注意力を高めるため、ニューBMW 5シリーズには新開発のまったく独創的な補助システムを用意し、ドライバーが選んだ走行車線を正確に維持できるようにしています。「車線逸脱警告システム」と名付けられたこの非常に革新的なシステムは、車両が本来の進路から外れつつあることを感知すると、控えめながらはっきりとわかる方法でドライバーに知らせます。その方法とは、ステアリング自体を振動させるのです。

車線逸脱警告システムは、フロント・ウィンドウ上のルーム・ミラー付近に取り付けられたカメラ、データを比較するためのコントロール・ユニット、そして警告装置で構成されています。

ヘッドアップ・ディスプレイと悪天候時のドライバー支援
BMW 5シリーズは、同セグメントにおいてヘッドアップ・ディスプレイをオプション装着できる唯一のクルマです。この機能を作動させると、ドライバーは目の前のフロント・ウィンドウ上で、走行に必要な情報やデータを直接見ることができます。例えば、現在の車速やナビゲーション・データを直接視野の中で確認できるので、このうえなく便利です。

ニューBMW 5シリーズには、丸型デュアル・ヘッドライトに装備されているコロナ・リングを使ったデイ・ランニング・ライト機能が用意されており、オプションのキセノン・ヘッドライトとセットで装備されます。また同じくニューBMW 5シリーズに用意されるオプション装備として、アダプティブ・ヘッドライトがあります。これはカーブでドライバーが曲がろうとする方向に合わせて、進行方向の路面を正確に照射する機能です。これにより、ステアリングの位置(角度)、車体のヨー・レート、車速に応じてヘッドライトが向きを変えます。さらにコーナリング・ライト機能も用意されており、40 km/h以下でカーブを走行中にヘッドライトの向きを調整します。

ニューBMW 5シリーズに用意されたもうひとつのオプションは、同セグメント初となるハイビーム・アシスタント機能です。この照明支援システムは、対向車が接近してくるときや前走車との車間距離が一定レベルを下回ったとき、あるいは市街地や道路の照明によって前方の道路が十分に明るいときなどに、ハイビームを自動的にオフにします。 BMWナイト・ビジョンも、夜間走行時の総合的安全性をさらに高めるためのオプション装備品です。このセグメントではBMW 5シリーズだけに用意されるBMWナイト・ビジョンは、300メートル先までの路上あるいは道端の人間、動物その他の物体を検知できる赤外線カメラを備え、その情報を鮮明な画像でナビゲーション・システムと共用するコントロール・ディスプレイに表示します。

最高品質のオーディオ・システムとナビゲーション・システム
最上級のオーディオ・システムとテレマチック機能が、ニューBMW 5シリーズの快適性と「駆けぬける歓び」をさらに高めます。とりわけ、新たに開発されたBMWインディビジュアル・ハイ・エンド・オーディオ・システムは、いつでも極上のサウンド・クオリティを提供します。このシステムの中核は、BMWが先鞭を付けたDIRAC(デュアル・インプット・ルーム・アコースティックス・カリキュレーター)信号処理技術です。ここで用いられるデジタル・シグナル・プロセッシング(DSP)を備えた9チャンネル・デジタル・アンプは、825ワットもの最大出力を発生します。また、外部入力(AUX)コネクターに外付けオーディオ音源を接続することができ、さらにオプションでUSBインターフェイスを装備することもできます。これによりドライバーと乗員は、Apple社製iPodのすべてのモデルを手軽にBMW 5シリーズのオーディオ・システムに組み込むことができ、あらゆる操作をすることができます。

BMW 5シリーズ・サルーンとツーリングの快適性を高める装備品の最高峰は、オプション設定されているナビゲーション・システムです。BMW iDriveを通じて一元的に操作できるこのシステムは、メニュー体系を一新し、コントロール・ディスプレイに表示されるグラフィックを見直しており、魅力と機能をさらに高めています。

さらにBMW 5シリーズのオプションとして、プロフェッショナル・ナビゲーション・システムを選択することもできます。BMWの車両にのみ用意されるこのシステムは、新たに極めて信頼性の高いフルワードの音声入力機能を備えて一段と性能が向上しており、ドイツ国内のおよそ80,000箇所の町名や都市名があらかじめ登録されています。

快適で広く、実用的なキャビン
快適なシートと余裕のある室内空間を持つBMW 5シリーズは、サルーンとツーリングのいずれのボディ・タイプにおいても長距離ツーリングに理想的なクルマです。BMW 5シリーズの駆けぬける歓びをさらに高める装備品が、サルーンにオプションとして設定される電動ガラス・サンルーフです。またBMW 5シリーズ・ツーリングには、さらに開口面積の大きな電動パノラマ・ガラス・サンルーフが用意されており、紫外線をカットする2枚のガラス・パネルの面積は0.68平方メートルにも及んでいます。

520リットル(スペア・タイヤ非装備のモデルは540リットル)のトランク容量を誇るサルーンは、ドライバーと乗員のために多くの荷物を運ぶことができる余裕ある空間を提供します。またBMW 5シリーズ・ツーリングは、後席の背もたれを倒せば最高1,650リットルまで拡大できる荷室を持ち、あらゆる種類の荷物を運ぶことができる極めて魅力的なクルマです。

もうひとつの重要な機能は、BMW 5シリーズのサルーンとツーリングのいずれにもオプション設定されている電動格納式トレーラー・ヒッチです。やはりこれも他のモデルには用意されない、BMW5 シリーズだけの独自の快適装備です。新しくなったこのトレーラー・ヒッチは、引き出した後に手動でフックを固定する必要がなくなり、トレーラー・ヒッチの操作が簡単で使いやすくなっています。

以上、リリースからショートバージョンを抜粋


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