日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長カルロス ゴーン)は、9月に欧州で新型「キャブスター」を発売するのに伴い、小型トラック(以下LDT: Light Duty Truckの略) 向けの新グローバルプラットフォームを開発した。 効率を最大限に高めるため、現在は11ある独自のLCVプラットフォームを、2010年までに新LDTプラットフォームとパネルバン用プラットフォームの2つに減らす。尚、一部の商用車については、従来と同様に乗用車とプラットフォームを共用する予定である。 新LDTプラットフォームは、スペインのバルセロナにある日産のエンジニアリング部門が日本の日産ライトトラック(株)と協力して開発した。新型「キャブスター」を皮切りに、順次、新型の小型トラックに採用していく。 日産のLCV事業本部のパーマーCVPは、「日産は、グローバルな商用車市場で確固たるポジションを築くため、新型LDTプラットフォームを開発・採用した。このプラットフォームをベースとしたクルマは、お客様にご満足頂け成功するものと確信している。この新プラットフォームの開発にあたっては、顧客を念頭に置き、このプラットフォームを採用する車両が積載量、取り回しのし易さ、維持費の面で最高の性能を発揮できるようにした。」と語っている。 新型「キャブスター」はこの直線的で軽量かつ耐久性に優れたラダーフレーム設計の新型LDTプラットフォームとキャブオーバーエンジン(COE)構造との組合せにより、積載能力の向上と車両全長の短縮を両立することが可能となり、市街地での取り回しが向上する。 また、このプラットフォームに加えチルトキャビン構造の採用により、エンジンのメンテナンスや修理が容易となるため、作業所要時間が短縮され、顧客の業務を中断させることを最小限に抑え、業務効率を向上させることが可能となる。 「キャブスター」のプラットフォームは、乗用車と同様の衝突安全性能を確保するため強化されている。第三者独立機関のテストにおいて、前面衝突の際にも「キャブスター」は乗用車の法規基準を満たしていることが確認された。また、フレームの前部を強化しキャビン後部の直線部分の弾力性を高めることで、安全性を向上している。 同社は、2005年度より開始した3ヶ年経営計画「日産バリューアップ」における4つのブレークスルーの1つとして小型商用車事業の強化を掲げている。2004年度実績と比べ、2007年度には販売台数40%増の43万4,000台、また売上高営業利益率8%達成を目指している。 2005年度は小型商用車事業において、グローバル小型商用車販売台数は対前年度比28%増の40万台、連結売上高営業利益率7.7%を達成した。 新型「キャブスター」は引き続き現行車と同じ、スペインのマドリード近郊にある日産のアヴィラ工場で生産する。 以上、プレスリリースより
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