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GMによる自動車の「再発明」 - ガソリンを全く使用しないシークエル
2006/09/13

米・サンディエゴ発 - 米ゼネラルモーターズ(以下GM)はこのほど、報道関係者を対象として、最新鋭の燃料電池車シークエルの試乗会を行った。このクルマはガソリンを全く使用しない世界で最もクリーンな燃料電池車である。

GMのラリー・バーンズ研究開発・企画担当副社長は、「先進技術こそが、環境への付加を軽減し、化石燃料への依存度を低減させることができるということを、GMは証明している。シークエルは、将来の自動車に関するGMのビジョンが現実的で持続可能なものであることを明確に表している」と語った。


取材者たちと会話するラリー・バーンズ

シークエルは、2005年にデトロイトで開催された北米国際自動車ショーで初公開された。このクルマは、ステアリング・バイワイヤー、ブレーキ・バイワイヤー、ホイール・ハブ・モーター、リチウム・イオン・バッテリー、軽量アルミ構造といった多様な先進技術と水素燃料電池推進システムを世界で初めて融合することに成功している。クリーンで再生可能な水素を燃料とし、排出するのは水のみである。

バーンズは、「内燃エンジンが燃料電池式推進システムに、ガソリンが水素に、機械システムが電子システムにそれぞれ取って代わるなど、シークエルは今日の自動車のDNAを根本的に変えるものだ。シークエルの開発により、GMはユーザーを満足させ、長期的には自動車による移動手段を持続可能なものとすることができた」と語った。

他の燃料電池車と比較しても、シークエルはこれまでに例を見ない480km以上という長い航続距離を達成し、0-100km/h加速をおよそ10秒で実現するなどの高い性能を誇っている。またシークエルは、5シートを備えたゆとりのインテリア、オールアルミニウム構造など印象的なスタイルで、高級車に期待されるすべてのアメニティを備えたクロスオーバーSUVであり、米国運輸省が定める連邦自動車安全基準にも対応している。車高を低く抑えたスケートボード型のシャーシが、すべての主要な推進システムやブレーキ、およびシャーシコンポーネントを格納している。

バーンズは、「シークエルは、その安全性能や水だけを排出する環境性能もさることながら、安定性、確かな足回り、操作のしやすさ、生産の容易、より良い外観など、あらゆる面において従来の燃料電池車を上回っている」と語った。

その他の特長は以下のとおり。
- 雪上や氷上でも高度な安定性を確保、全地形対応
- トルクは70パーセント向上、比類ない加速性能
- 制動距離の短縮
- 交通渋滞や路面状況について他のクルマと情報交換する機能を搭載

バーンズは、「4年前、当社の会長兼CEOのリック・ワゴナーから、自動車を「再発明」するように課題を与えられた。このシークエルによって、我々は自動車を再び発明する取り組みを行い、ワゴナーの課題をクリアすることができた。我々は、将来の発展につながる新しいクルマのDNAを示したのである」と語った。

以上、ニュースより


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