2007年2月1日付で、Fiat Auto SpA（フィアット アウト社）の社名は、Fiat Group Automobiles SpA（フィアット グループ オートモビルズ社）へと変更されます。

これと同時に、下記の4社が、Fiat Group Automobiles SpA（フィアット グループ オートモビルズ社）の100%子会社として新たに設立されます。

- Fiat Automobiles SpA（フィアット オートモビルズ社）
- Alfa Romeo Automobiles SpA（アルファ ロメオ オートモビルズ社）
- Lancia Automobiles SpA（ランチア オートモビルズ社）
- Fiat Light Commercial Vehicles SpA 　 （フィアット ライト コマーシャル ビークルズ社）

社の現経営陣トップは、それぞれ新会社のCEOに任命されます。そして、事業内容、従業員はそのままFiat Group Automobiles SpA（フィアット グループ オートモビルズ社）に引き継がれることになります。

これらの変革は、フィアットグループの新たなコーポレートカルチャー（社風）刷新の一環であるだけではありません。ビジネスアプローチに用いる、２つの新たな経営戦略を反映しています。一方で、フィアットグループ全体は一つの企業として存在しますが、もう一方では、個々の会社は、これからも独自の運営部門と個別ブランドの特徴を持ち続けます。

上記の戦略を反映するため、今後数ヶ月間にわたり、グループ各社は独自の部門とブランド商標とともに、『Fiat Group』のロゴを併記します。

2005年末にグループ商標を変えて以来、Fiat Group Automobiles SpAの誕生は、なるべくしてなった、自然の流れの一環といえるでしょう。

新社名に『グループ』の文字が入ったことは、『グループ』がフィアットグループの中で重要な役割を果たすことを意味します。Fiat Autoはこれまで、グループに大きく貢献してきて、他のグループ部門と効果的な相乗効果をもたらしてきました。

新社名は、我々が行ってきた、努力の成果をも象徴しています。しかし、なによりも、この大改革によって、我々はより実質的で、無駄の無い、合理的なインフラを新たに構築できました。同時に、新社名は、これまで経営効率、リソース・マネージメントとコスト削減によって、大きな成果を挙げている、自動車事業への相乗効果の表れでもあります。

また『Fiat Group Automobiles SpA』という新社名は、我々の巨大な組織が国際的な組織であることを象徴します。そして、4つの会社が設立されたことは、市場でのブランド位置をグループが重要視していること意味します。

Fiat、Alfa Romeo、Lancia、とFiat Light Commercial Vehiclesの各ブランドは、独自のイメージと特徴を持っています。そして、個々に必要なビジネスとマーケット方針を活用しています。また、これら4社の設立意義は、各ブランド価値向上、各ブランド競争力の強化そして、各ブランドがどんどん差別化されてきていることの結果だと言えるでしょう。

新体制では、以前の組織が従業員、ディーラー、サプライヤと保っていた関係を変えることはございません。もし、変わる関係があるとしたら、それはブランド認知度が増すことで、販売ネットワーク、顧客とビジネスパートナーとの関係がよりよいものとなることだと思われます。

以上をまとめますと、本日発表致しました事業改変の目的は、統一された、より競争力のある自動車部門の個々のブランド力の強化を行おうというものです。

以上、プレスリリースより

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