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マツダ、水素ロータリーエンジン車を日本自動車研究所に納入
2007/03/12

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、水素でもガソリンでも走行できるデュアルフューエルシステム※1を採用した水素ロータリーエンジン車『マツダRX-8ハイドロジェンRE』をこのほど、財団法人 日本自動車研究所※2(JARI)に納車した。

今回納入される『マツダRX-8ハイドロジェンRE』は、JARIが独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構※3(NEDO)から委託を受けて実施する「水素社会構築共通基盤整備事業」において、水素を利用する自動車の安全性確保を前提とした関連規制の見直し、試験・評価手法の確立、国際標準の提案などに資する研究開発に使用される。水素の供給は主に、つくば市のJARIの施設内にある水素ステーションにて行われる。


「マツダRX-8ハイドロジェンRE (日本自動車研究所納入車)」

マツダは、来るべき環境社会への取り組みとして、地球温暖化の要因の一つとされるCO2の排出が全くない水素を燃料としたロータリーエンジンによる水素自動車の開発を独自に行っており、2004年10月に国土交通大臣認定を受けナンバーを取得し、公道走行を開始。2006年3月より官公庁及び民間企業などに計6台が納入されており、様々なイベントや業務などで活用されている。先月19日〜23日には、国土交通省北海道開発局と協力し室蘭市近辺にて水素自動車の寒冷地における利用調査を実施した。今回のJARIへの納入は7台目となる。

※1 水素、ガソリンの両方の燃料を搭載し、運転席でのスイッチの切り替えにより、水素での走行/ガソリンでの走行を選択できるシステム。
※2 財団法人 日本自動車研究所(JARI:Japan Automobile Research Institute)は、クルマ社会の安定的、持続的な進展に寄与するために、社会のニーズを的確に把握し、自動車および自動車と社会に係わる幅広い領域について研究、試験を行うこと、また、その成果を社会に還元することによって、広く公共の利益に資することを役割とする、公益法人の研究機関である。1969年(昭和44年)4月に発足。
※3 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO:New Energy and Industrial Technology Development Organization) は、政府及び民間の資金と人材、技術力を結集し1980年に特殊法人として創設。新規産業創出のための産業技術の研究開発、地球環境問題解決のためのクリーンエネルギーの研究開発を事業の柱とし、総合的な研究開発の実施機関として業務を展開。


以上、ニュースリリースより


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