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港北ニュータウンのレクサス
港北エリアに3つあるレクサスより都筑区にある2店舗を紹介 | 2005/09/19 |
■はじめに
とうとうというべきか、やっとというべきか。人によってその受け取り方は変わるところと大いに想像が付くレクサスブランドのオープン。トヨタが全力で、かつユニバーサルに、日本でのレクサスブランドのあり方を考えて立ち上げただけに、クルマを買う人、売る人、みなさん興味深いところだろう。
レクサスは日本のバブル期にアメリカで立ち上げられたブランドであることは皆さんご存知のとおり。しかし、その立ち上げ時のラインナップが、日本名で言えばセルシオとカムリプロミネントの2車種だったことはあまり知られていない。その後ソアラがSCとして販売され、カムリプロミネントはウィンダムにスイッチして、ランドクルーザー100がLXとして販売されることで一通りのラインナップを拡充できた。要した期間はおよそ7年。そこからラインナップはさらに拡充されて今に至るが、それをそのまま日本で販売しない。日本での売り方を1から再構築するということなのだろう。そんな体力勝負から始まる戦略を実施できるのは、現実を見ればトヨタとその販売会社だということになる。
だから、日本向けのレクサスホームページで表現しているレクサス哲学は、世界を普遍的に闊歩するものではなく、地域にあわせてローカライズされているということになる。そしてローカライズした結果、やみくもに帰国子女的な雰囲気を振りまくのはナシで、日本では日本のやり方を追い求めるということなのだろう。個人的に考えれば、左ハンドル車が用意されたり、右ハンドルでも左にウィンカーレバーを用意したり、スピードメーターにマイルを併記したりすることで異国情緒を楽しめると思うが、それでは論理的に言えばローカライズに失敗したことになる。
今後展開する地域が増えるとき、レクサスはその地域に迎合する内容でブランディングを計ると思われるが、地域一番店的なマーケティングが自動車販売の世界で成功するのかどうか、見守っていきたいと思う。
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