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プジョー、第77回ジュネーブ国際モーターショー出展概要
2007/02/26
〜3車種のワールドプレミア〜
プジョーは、ジュネーブで開催される第77回国際モーターショーで、207シリーズの新バージョンである「CC」、「RC」、「SW」に加え、プジョーとして初となるSUV「4007」を発表する。スタイルは多種多様であるが、「真のドライビングプレジャーの創造」という目標を実現するものであることは共通である。
26台のモデルラインナップと6台のコンセプトカー「207 SW Outdoor」、「4007 HOLLAND&HOLLAND」、「908 RC」、「207 Epure」、「908 HDI FAP」、「SPIDER 207」は、快適でくつろげる雰囲気に留意した、広さ2,600u超のエリアに展示される。
新しい207
207は登場してまだ1年も経っていないが、走りの性能に定評のあった2シリーズの最新車種という位置づけである。2006年末の時点で生産数はすでに334,000台に達し、出展される3種類の新型バージョンのうち、「207 CC」と「207 RC」は近日中に発売される予定である。また3番目のバージョンである「207 SW Outdoor」は、レジャーとダイナミズムを追求した未来のモデルである。
今回が世界初公開となる「プジョー207 CC」は、販売台数360,000台以上を誇る206 CCの後継車種として、プジョーのクーペカブリオレの歴史に新たな1ページを書き加えることになるだろう。
207CC
207CC
207CC
「207 CC」は、ハッチバックタイプの基本を受け継ぎながら、斬新なスタイルを好む人々を惹きつけるデザインに仕上がっている。
ネコ科の動物を彷彿とさせるスタイルは、エレガントでバランスのとれたフォルムを持ち、ルーフはフルオートマチックで収納される。素材、スタイリングの品質のみならず、安全面においても様々な要素が、この車種を最高のレベルに押し上げており、走りの性能と相まって、プジョーの名に恥じないクオリティーを実現している。
205 GTiという名車を生み出したプジョーが、その走りの伝説を受け継がせるべく発表するもう1つの新車種が「207 RC」である。「207 RC」は、日常的に使用できる操縦性と経済性を兼ね備えている。プジョーとBMWグループの共同研究により開発された1,600rpm 240Nmのトルクと128kW(約175 bhp)を発生させる新型の1.6リッターTHPターボ直噴ガソリンエンジンを搭載しており、この車の一番の特徴となる。
207RC
207RC
207 SW Outdoorコンセプトカー
207 SW Outdoorコンセプトカーは、シリーズの中核に位置するモデルであり、SWモデルの重要な特徴であるパノラミックガラスルーフ、オープンリアハッチ、モジュールシステム、広々とした室内空間などすべてを引き継いでいる。207シリーズの流れを受け継ぐこのコンセプトカーはダイナミックなスタイリングも当然受け継いでおり、王者の風格を漂わせている。俊敏性、テクノロジー、そして先進性を備える「207 SW Outdoor」は、レジャーとビジネス両方に使える万能性を求める方に対するプジョーからの回答である。デザインの細部や使用素材(青みがかったクロム、ライトグレーレザー、キャンバス地のようなファブリックなど)を鮮やかなオレンジが引き立たせ、フォルムの美しさをいっそう際立たせている。
207SW OUTDOOR
207SW OUTDOOR
4007
ジュネーブモーターショーが初のお披露目となる「4007」により、プジョーは大きなドライビングプレジャーを味わえる新たな世界に進出する。その新世界とは他でもないオールテレイン4x4のことである。この新型車種「4007」は、三菱自動車との提携によって生み出され、強さとスポーティさを表現した流麗なフロントというプジョーらしいスタイルを固持しつつ、プジョーの高い要求を満たすドライビングダイナミクスをも実現している。また、高性能かつ環境に配慮した新型エンジン、2.2リッターHDi FAP(出力115kW/約156bhp、トルク約380Nm)が搭載されており、日常の冒険と運転する楽しさを結び付けてくれるモデルである。
4007
4007
その隣に展示される「4007」のもうひとつの顔である「4007 Holland&Holland」は、仰々しくなく、シックで躍動感を兼ね備えている。20インチホイールを履きこなすこのバージョンのスタイリッシュさを絶妙に高めているのが、エレガントなHageniasブロンズとレザーの装飾である。その車内は、2列のサドルスティッチで仕上げられたジェットブラックとシャトレーゼグリーンのカーフレザーで計器パネル、シート、ドアなどが覆われており、ルテニウム(黒クロム)がはめ込まれている箇所もある。「4007 Holland&Holland」は、個性的なライフスタイルを演出するモデルである。
類まれな最新テクノロジーを結集させたコンセプトカー
昨年のパリモーターショーで発表した2種類のコンセプトカー、「908 RC」と「207 Epure」も展示する。
「908 RC」は、ル・マンシリーズに参戦する908に搭載されるV12 HDi FAPディーゼルエンジンを搭載しており、プジョーというブランドの絶対的な具現化であり、性能、美しさ、革新性など、プジョーが持つあらゆる価値を内に秘めている。
「207 Epure」は、プジョーの環境保護に対する取り組みを具現化したコンセプトカーであり、燃料電池、ゼロエミッション、走行時の総合的な静粛性などに関する研究成果を披露する役割も担っている。
プジョー908 HDi FAP
2007年、プジョーは908 HDi FAPをひっさげ、ルマン24時間レースを頂点とする、ルマンシリーズというハイレベルな戦場に帰還する。
ジュネーブモーターショーに出展する「908 HDi FAP」は、プジョースポールが1月10日に公開し、その日走行させたバージョン(搭載エンジン:515kW/約700bhp、約1,200Nmを発生させるV12 HDi FAP)とは、空力面が若干異なる。
また、ワンメイクレース用のSpider 207も展示され、ル・マンシリーズの前座として全5戦に参戦する。
高性能で環境に優しいエンジン
プジョーの環境保護への取り組みは、最高の性能を達成しながら燃費とCO2排出レベルを低減することに成功したハイテクエンジン群に現れている。BMWグループと共同開発した出力110kW(約150bhp)と128kw(約175bhp)の2種類の新型1.6リットルTHPターボ直噴ガソリンエンジンも展示する。また、4種類のHDiディーゼルエンジンには、ディーゼル分野におけるプジョーのノウハウが詰まっており、搭載車すべてにこの先進技術が採用されている。また、これらのエンジンは最新の微粒子フィルターを装備しており、環境に非常に優しい構造になっており、すでにFAP装着車の販売実績が1,400万台に迫るなど、プジョーは間違いなくこの技術において世界を牽引する立場にある。
第4回プジョーデザインコンテスト
第4回プジョーデザインコンテストでは、インターネットを通じてアマチュアデザイナーからP.L.E.A.S.E.車のアイデアを募集した。P.L.E.A.S.E.とは、P(Pleasure to dirave=運転する歓び)、L(Light=軽さ)、E(Efficient=効率)、A(Accessible=使いやすさ)、S(Simplicity=シンプルさ)、E(Ecological=エコロジー)を考慮した自動車のことである。
モーターショーでは、今回のコンテストには、過去最高の4,000件を越す応募があり、最終審査に残った6つの作品を紹介するスペースを設ける。
「Fluxプロジェクト」をデザインした若きルーマニア人デザイナー、Mihai Panaitescuには、オートモビル・プジョー マネージング・ダイレクター フデリック・サンジュールより、トロフィー「La Griffe」と6,000ユーロの小切手が贈られる。入賞作は次回のフランクフルトモーターショーでコンセプトカーとして展示されるだけでなく、発売予定のXBOX 360用のゲーム『PGR4(Project Gothom Racing 4)』にも登場するなど、特典もこれまでになく豪華になっている。
26台のモデルラインナップ
107:3台を展示し、そのうち1台は、1.0リッターガソリンエンジンを搭載し、「2トロニック」電子制御ギアボックスを備えた、新型のストリートレーサー仕様。
1007:このモデルの革新的なクオリティーを知っていただくために2つのバージョンを展示。そのうちの1台は、快適性が向上し、エンジンも出力80kW(約110bhp)の新型1.6リッターHDi FAPが搭載されている。
207:「207 CC」と「207 RC」が、計10モデルを揃えた207シリーズ展示スペースの目玉です。BMWグループとの提携によって生み出された2種類のハイテク新型ガソリンエンジン、出力115kW/約150bhpの1.6リッターTHPと出力88kW/約120bhp自然吸気エンジンである。後者は、吸気バルブと排気バルブの両方に可変バルブタイミング機構に加えて、可変バルブリフト機構を備えている。また、このエンジン以外にも、ポルシェのティプトロニックシステムと同じオートマチックギアボックスを備えている。
今後発売予定の1.4リッターバージョンも展示する。出力は70kW、搭載している技術は1.6リッター自然吸気バージョンとまったく同じである。
「207 RC」には、新型THPエンジンが搭載されており、ツインスクロールターボと高圧ガソリン直噴機構を採用したこのエンジンは、1,600tr/分から128kW(約175bhp)の出力と240Nm(一時的に260Nm)のトルクを発生させる。
307:5ドアバージョン、SW、CCの3種類を出展。
407:3種類のボディスタイル(サルーン、SW、クーペ)を出展。407には新型データテクノロジーオプション、RT4を搭載。RT4は30 Goのハードディスクを備え、欧州30カ国のネットワーク地図、3Dグラフィックインタフェース、ジュークボックス機能が集約されている。
その他607、807、Partnerの各モデルを1台ずつ出展する。
Expert Tepee:この新型モデルからは、ファミリーユースとビジネスユースの両方に適した8シートの「ビジネス」バージョンを出展。その快適性とハンドリングはサルーンと呼ぶに相応しく、さまざまなエンジンを取り揃えており、きっと乗りたくなるだろう。
以上、プレスリリースより
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