三菱自動車は、5月20日(水)〜22日(金)にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2009」(主催:社団法人自動車技術会)において、ITS*1の実験車『i DSSS』や、植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」、新世代電気自動車『i MiEV(アイ ミーブ)』、ディーゼルエンジンなど、同社の最新の環境・安全技術を、実車・部品・パネル展示や映像等によって紹介する。
*1 ITS(Intelligent Transport Systems):人・道路・車両を情報でつなぐ高度道路交通システム
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実験車『i DSSS』 |
三菱自動車は、政府が進めるITSプロジェクト(DSSS*2、スマートウェイ*3、ASV*4)に対応して3台の実験用車両を開発し、官民合同組織「ITS推進協議会」が各地で実施する大規模実証実験「ITS-Safety2010」に参加した。
実験車『i
DSSS』は、路車間通信により危険性を判断し、必要に応じてドライバーへ注意喚起を行う、警察庁が推進する安全運転支援システム「DSSSレベルII」に対応している。音声およびダッシュボード上のインジケーター(提供情報の方向を表示)にて安全運転支援情報を提供することにより、カーナビゲーション非装着車にも搭載可能とするとともに、直感的に認知できることによるドライバーディストラクション(運転行動以外への注意散漫)の低減を図ったことが特長である。
今回は、実車を展示するとともに、映像やパネルを用いて『i
DSSS』の機能を紹介する。 |
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DSSS(Driving
Safety Support
Systems):安全運転支援システム、警察庁主導のプロジェクト
DSSSレベルIIは、路側に設置された光ビーコンから自車周辺の規制・接近車情報を受信し、運転操作や、車両の走行状態を総合的に判断し、必要時にドライバーへ情報提供する。 |
*3 |
スマートウェイ:国土交通省道路局主導のプロジェクト |
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ASV(Advanced
Safety
Vehicle):先進安全自動車、国土交通省自動車交通局主導のプロジェクト |
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(2) |
グリーンプラスチック |
三菱自動車は、地球温暖化や石油資源枯渇への対策を目的に、自動車の内装部品等に広く使用されている石油由来樹脂の代替策として、同社独自の植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」の開発を推進しており、既に「PLA繊維フロアマット」や「PTT繊維フロアマット」、『I
MiEV』実証走行試験車に採用した「竹繊維PBS内装部品」として実用化している。
今回は、原料に木材を用いた樹脂材料や、竹やPLA(ポリ乳酸)等の植物由来材料を用いた内装部品など、実用化に向けて開発中の各技術について、試作品やパネルを用いて紹介する。
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(3) |
その他 |
今夏から市場投入予定の新世代電気自動車『I
MiEV(アイ
ミーブ)』のモーターや、現行の新長期規制(平成17年排出ガス規制、乗用車)に適合したディーゼルエンジン(昨年10月から『パジェロ』に搭載)、開発中のクリーンディーゼルエンジンを展示する。
『I MiEV』モーター
3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジン(DI-D*5)
【カットモデルを展示】
1.8Lクリーンディーゼルエンジン 【カットモデルを展示】
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Direct
Injection Diesel |
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