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多気室タイヤを開発 - ブリジストン
2006/02/28

株式会社ブリヂストン(社長 渡辺惠夫)は、3つの空気室(タイヤ内部の圧力容器となる部屋の部分)を持つ多気室タイヤを開発いたしました。

この多気室タイヤは、当社が将来のタイヤのあり方について研究・開発する過程で生まれた全く新しい考え方に基づいたタイヤです。多気室タイヤは、中央にある主気室とその左右にある副気室の空気圧をそれぞれ独立して調節することでトレッド部(踏面)と左右のサイドウォール部(側面)の剛性バランスを変化させることができます。これによりあらゆる状況下で、タイヤと路面との理想的な接地状態を作り出し、安定した快適な走行を可能にします。また、同じタイヤでの乗り心地や運動性能などを、ニーズに合わせて調節することも可能です。

さらに、3気室が独立しているため、釘踏み等で一部の気室の空気圧がゼロになっても、他の気室が荷重を支え一定の距離を走行することができるという安全性を兼ね備える見込みです。



当社はこの多気室タイヤの実用化へ向けて更なる研究・開発を進めてまいります。

以上、タイヤ関連ニュースより

パンクに対抗する機能として、サイドウォール剛性を根本的に上げたものにランフラットタイヤ(RFT)があるが、多気室タイヤはRFTを発展させ、空気によってサイドウォール剛性を補完する考え方だ。最近のRFTは確実に当たりが穏やかになってきており、専用ホイールを必要としない構造に発展させられるかどうかが普及の鍵となるだろう。(元3)


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