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MINI Clubmanのプレス発表 - 日本での販売は来年?
2007/07/30
本プレスキットの内容は、ドイツ国内市場向け(2007 年7 月現在)の仕様を基準として記載されており、その他の市場においては仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあります。本プレスキットでは、車体寸法、エンジン出力などはBMW AG 発表のデータとなるため、日本仕様とは異なる場合があります。なお、仕様は随時変更される可能性がありますので予めご了承ください。
■MINI Clubman - 概要
●非常に画期的で、独創的なシューティング・ブレーク・コンセプト※をMINI ブランドに加えて、MINI ブランド・ファミリーを拡大。ルーフラインを延長し、スポーティさと機能性を強調するMINI Clubman(クラブマン)の登場。MINI ブランドならではの走り、魅力あふれるデザイン、豊かな個性、進化した機能を融合させたこの5 人乗りハッチバック・モデルには、通常の2 ドアに加えて右側にクラブドアと呼ばれる観音開き式のドア(分割式ドア)を装備。スタンダード・モデルのMINI と比較した場合、全長を24 cm、ホィールベースを8 cm延長して後席足元のスペースを拡大。
ラゲッジ・ルームの容量は260 〜 930 リッター確保し、後席のバックレストは分割可倒式。
※シューティング・ブレーク(Shooting brake):英国で狩猟などに使われた高級ステーション・ワゴン
●独創的で、非常に特色あるプロポーションは、MINI Clubman の個性的なキャラクターの証し。MINI 特有のデザインを通じて、このブラントらしさをデザイン・コンセプトに見事に反映。
●エンジン・バリエーションは、ツイン・スクロール・ターボチャージャー付きの新世代4 気筒ガソリン・エンジン、無段階可変バルブ・マネジメント・システムを装備した新世代4 気筒ガソリン・エンジンのほか、コモンレール式フューエル・インジェクションを装備した4 気筒ディーゼル・エンジンも用意。全てのエンジン・バリエーションは、燃費と排ガス値の向上を実現するため、オートマチック・スタート・ストップ機能、ブレーキ・エネルギー回生システム、シフト・ポイント・インジケーターなどの機能を強化する各種のシステムを装備。
●前輪駆動のMINI Clubman 専用にチューニングされた技術レベルの高いシャシー、MINI 特有のゴーカート・フィーリングを実現。すべてのモデルにアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、エレクトロニック・ブレーキ・フォース・ディストリビューション(EBD)、コーナリング・ブレーキ・コントロール(CBC)、ブレーキ・アシスタント、坂道発進アシスタント機能付きダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)を標準装備。MINI Cooper S Clubman にはオプション装備品としてリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを設定。
●衝突特性を最適化したパッセンジャー・セルには6 個のエアバッグ、3 点式ELRシート・ベルト(全座席)、ベルト・ラッチ・テンショナー(前席)、ベルト・フォース・リミッター(前席)、ベルト・ウォーマー、ISOFIX チャイルド・シート固定システム(後席)を標準装備。
●1960 年代のモーリス・ミニ・トラベラー、オースチン・ミニ・カントリーマン、ミニ・クラブマン・エステートをルーツにしながら、新世代のMINI ブランドのスタイリングを施した最新バージョン。
●室内外ともに幅広いカスタマイズが可能なオプション装備品とアクセサリーを用意。ルーフ・トリムと同色のリア・ドア・フレーム。40 種類以上の組み合わせが可能なカラー・コンビネーション。
●以下の3 種類のエンジンを搭載したクラブマンが、2007 年11 月10 日にドイツ国内で発売:
MINI Cooper S Clubman:
ツイン・スクロール・ターボチャージャーと燃料直接噴射装置を装備した4 気筒ガソリン・エンジン、総排気量1,598 cc、最高出力128kW(175 ps)/5,500 rpm、最大トルク240 Nm//1,600〜5,000 rpm(オーバーブースト時:260 Nm)、0〜100 km/h 加速性能値7.6 秒、最高速度224 km/h、100 km 走行あたりの平均燃料消費量(EU 基準)6.3 リットル、CO2 排出量150g/km。
MINI Cooper Clubman:
BMW グループのバルブトロニック・テクノロジーをベースにした無段階可変バルブ・マネジメント・システムを装備した4 気筒ガソリン・エンジン、総排気量1,598 cc、最高出力88 kW(120 ps)/6,000 rpm、最大トルク160 Nm/4,250 rpm、0〜100 km/h 加速性能値9.8 秒、最高速度201 km/h、100 km 走行あたりの平均燃料消費量(EU 基準)5.5 リットル、CO2 排出量132g/km。
MINI Cooper D Clubman:
コモン・レール式燃料噴射装置と可変タービン・ジオメトリを装備した4 気筒ターボディーゼル・エンジン、総排気量1,560 cc、最高出力80 kW(110 ps)/4,000 rpm、最大トルク240 Nm/1,750〜2,000 rpm(オーバーブースト時: 260 Nm)、0〜100 km/h 加速性能値10.4 秒、最高速度193km/h、100 km 走行あたりの平均燃料消費量(EU 基準)4.1 リットル、CO2 排出量109 g/km。
■MINI Clubman - 独創的、外向的、たまらない魅力
このクルマを見ると、運転したくなります。新世代MINI の導入以降、今日まで、MINIはあらゆる点で画期的な、また極めて魅力的なコンセプトを次々と加えてモデル・レンジを拡大してきました。誰もが考えもしなかったデザインをいち早く採用することだけ見ても、MINI Clubman はあらゆるしきたりやあたりまえの基準を超えた存在です。どの角度から見てもはっきりとミニだとわかるMINI Clubman は、その独創的なリア・エンドのデザインと新しいプロポーションによって、いやがうえにも興味を駆り立てます。
さらにMINI Clubman は、新しいオプション装備品とこのクルマならではの特長を融合させることで、ブランド特有の資質さえも際立たせています。このため、このとてもユニークなクルマに乗ると、運転する人もしない人も、あらゆるMINI モデルと同じ、寸分違わぬエキサイトメントな走りを味わうことができるのです。
MINI Clubman は、フロント・シート以外でも、新鮮な魅力とおしゃれなスタイルによる新しいMINI ワールドを体験することができます。MINI らしさたっぷりのフィーリングと快適なリア・シート、多彩な利用方法があるスペース、独創的なドア・コンセプトによって、MINI Clubman 独自のスタイルを表現します。
はっきりしていること、それはMINI がとても魅力的で斬新なクルマであることです。MINI のユニークなキャラクターは一目でわかります。このクルマのルーフラインは3つのピラーを横切って後方まで伸び、印象的なリアのセクションへと滑らかに融合しています。このリアのセクションには左右のゲートがそれぞれ外側に開く画期的な観音開きのドアがあり、コントラスト・カラーで塗装されたフレームによって視覚的にも強調しています。
広々としたラゲッジ・ルームは多彩なアレンジが可能で、分割式のリア・ドアのおかげで荷物の載せ降ろしも非常に楽に行えます。
さらに注目すべき点は、このMINI Clubman が5 人乗りとして登場するということです。そのため後席の乗員は、スタンダード・モデルのMINI に比べて8 センチも拡大された足元のスペースを使ってくつろぐことができます。ボディ右側のフロント・ドアと向き合うように取り付けられたもう1 枚のドア、いわゆるクラブドアのおかげで、後席へも快適に乗り降りできます。
このクルマの多様性を示す例として、伝統的なシューティング・ブレーク・コンセプトを新たに解釈し直したMINI Clubman の滑らかに流れるようなリア・セクションのフォルムは、スポーティなイメージと機能性の高さをの両面を実感させます。
MINI Clubman は、クラシックMini のファミリーのモーリスMini トラベラー、オースチン・Mini カントリーマン、Mini クラブマン・エステートの伝統を受け継ぐ最新モデルです。この3 つのモデルは、歴史を遡ればすべてのコンパクト・カーの祖先といえる1960 年代のオリジナルMini にも引けをとらないほど人々を魅了しました。
3 タイプのエンジンを搭載してデビュー
MINI Clubman は、3 タイプのエンジンを用意して2007 年11 月10 日にドイツ市場にデビューします。ニューMINI Clubman シリーズのトップ・モデルMINI Cooper Sclubman は、ツイン・スクロール・ターボチャージャーおよびガソリン直接噴射装置を装備した総排気量1.6 リッターの4 気筒ガソリン・エンジンを搭載しています。最高出力は128 kW(175 ps)/5,500 rpm です。MINI Cooper Clubman は、無段階可変バルブ・マネジメント・システムを装備した排気量1.6 リッターの4 気筒ガソリン・エンジンを搭載し、最高出力88 kW(120 ps)/6,600 rpm を発生します。このエンジンのメリットを最大限に活用して、突出したドライビング・プレジャーをもたらし、優れた低燃費を実現します。
MINI Cooper D Clubman は、極めて経済的なパフォーマンス・モデルとして際立つ存在感を示すだけでなく、ドライバーを魅了するトラクションと牽引力、圧倒するほどの低燃費、称賛に値するほどの排ガス値を実現しています。
MINI Cooper D Clubman のEU テスト・サイクルによる100 km 走行あたりの平均燃料消費量は4.1 リッターを記録し、CO2 排出量は109 g/km にまで削減しています。これらの数値は、さまざまなセグメント全体を通じて群を抜いた記録です。
すべてのエンジンは、BMW グループの開発陣の卓越した能力から生み出された最先端のエンジン技術が盛り込まれています。したがって、これらのエンジンは、2008年モデルに採用されている燃費向上および排ガス削減のための各種の改善策、例えばブレーキ・エネルギー回生システムやオートマチック・スタート・ストップ機能、ギアシフト・ポイント・インジケーターによる恩恵を受けています。
スタンダード・モデルのMINI とMINI Clubman は、そのパフォーマンスだけでなく、燃費や排ガス性能においても実質的に同じレベルとなっています。
自信に満ちたデザイン、新しいレイアウトの5 ドア
何よりも特別で、どのクルマよりもユニークな装備品を求めるこだわり派のMINI 愛好家にとっても、新登場のMINI には効し難い魅力があふれています。この新世代MINI は、魅力的なデザインと比類ない俊敏な走りを融合させ、最高レベルの品質、優れた安全性、個性を際立たせる豊富なオプション装備品、非常に優れた効率の良さを備えた、世界で唯一のコンパクト・プレミアム・カーです。
全長を24 cm、ホィールベースを8 cm 延長し、後席以降のスペースにゆとりある空間を確保したMINI Clubman には、その多様性に加えて新たな特徴が備わっています。
その新たな特徴は、この新しい寸法や拡大されたスペースによって享受する恩恵とも決して無縁ではありません。それどころか、MINI Clubman は自信に満ちた外向的なデザインによって、その自らのポテンシャルを誇らしげに発しています。
この新たな特徴とは、このユニークなクルマを極めて特別な5 ドア・モデルに仕上げたMINI Clubman の革新的なドア・コンセプトです。運転席側と助手席側には従来どおり1 枚ずつドアがありますが、右ドアの後ろ側にヒンジを持つドア(クラブ・ドア)が1枚追加されています。また、後部には観音開き式に左右に開く2 つのドアが装備されています。もちろん、この後部の分割式ドアは、MINI の先祖である伝説的なモデルに装備されていたものを、最新のデザインによって解釈し直した、非常に魅力あふれる装備です。
MINI Clubman は、このクルマに乗り込む最初の段階から、後席の乗員を心から温かく歓迎します。車両右側に追加されているもう1 枚のドアは進行方向とは逆方向に開くため、後席への乗り降りが非常に快適に、スムーズに行えるようになっています。安全面を考慮して、このリアのサイド・ドアはフロントのドアを開けているときにしか操作できません。そのためこの特殊な装備品であるクラブドアには、外側にドア・ハンドルがありません。したがって、外観上もMINI Clubman のボディに違和感なく溶け込んで、ほとんど気付かないほどです。
MINI Clubman のリアのドアは、外側にヒンジがあるので左右に開きます。このため、ショッピングでも、かさばる荷物を運ぶときでも、スポーツ用品を積むときでも、載せ降ろしがしやすくなっています。MINI Clubman は、4 シート仕様または5 シート仕様をオプションで選択することができます。後席の乗員の足元スペースは圧倒的な広さを提供し、しかもラゲッジ・ルーム容量は260 リッターも確保しているため、後席のバックレストを倒さなくても非常に広々としています。
後席のバックレストは分割可倒式になっており、どちらか一方を畳んだり、全部を倒したりすることもできます。このMINI Clubman のラゲッジ・ルームの高さをフルに使いたい方にとってさらなる多様性と自由な使い勝手を与えるために、フル・フラット式ラゲッジ・ルーム・フロアをオプション装備することもできます。
このオプション装備品のメリットは、MINI Clubman を使う人にとっての自由度と実用性の向上にあります。結果として、あらゆるタイプの荷物を運ぶことができ、荷物にあわせて柔軟に、余裕を持って積み込むことができます。さらなる収納機能として、キャビンとラゲッジ・ルームを分割するためのセーフティ・ネットがあります。また常にクリアな後方視界を確保するため、リアのドアにはそれぞれリア・ウィンドウ・ワイパーが1つずつ装備されています。
クラシック・モデルのコンセプトを再解釈した最新モデル
観音開き式のドア構造を採用したMINI Clubman は、1960 年〜1982 年にかけて販売されたオースチンMini カントリーマン、モーリスMini トラベラー、Mini クラブマン・エステートなど、有名な先代モデルを思い起こさせます。
実際にこれらの伝説的なモデルは、MINI Clubman を世に出す意欲を触発した源でした。もちろん、あらゆるディテールにおいて21 世紀の最新テクノロジーと装備を採用しています。
クラシックなコンセプトを現代的に解釈し直すことで実現できた優れたポテンシャルは、すでに発表した4 台のクラブマン・コンセプトカーによってはっきりと立証されています。これらコンセプトカーの最も重要なハイライトは、量産に移行するに当たってMINIClubman という名前を与えられたという事実です。
MINI Clubman は、そのデザイン面でも伝説のクルマたちを彷彿とさせます。しかも、MINI Clubman はこれらクラシック・モデルの独創的なデザインの特徴を継承しながら、最新のデザイン・コンセプトによって解釈し直したモデルです。しかし、いうまでもなく最新の機能が搭載されています。かつてはウッド・フレームとむき出しのヒンジがリア・エンドの特徴でしたが、現代版のドアの表面は滑らかになり、空力特性を高めるためにスムーズにC ピラーへとつながり、一体感のある調和のとれたフォルムとなっています。
その配色についても、伝統的なリア・ドアのスタイルとデザインのコンセプトを受け継いでいます。MINI Clubman のC ピラーは、バンパーと共にコントラスト・カラーで塗装され、ドア周辺部を印象的に見せています。いずれのカラーを選択しても、このリア・ドア周辺部のカラーはルーフと同色になります。MINI Clubman のルーフ標準色は、ボディ・カラーのコントラスト・カラーであるシルバーまたはブラックのいずれかになります。
また、MINI Clubman のルーフをオプションでボディ同色にすることもできます。この場合、C ピラーとバンパー上部だけはコントラスト・カラーのシルバーかブラック仕上げになります。したがってMINI Clubman のすべてのモデルにおいて、リア・ドア・フレームは印象的な外観を見せています。
機能を向上させ、MINI らしい走りを実現
このMINI のニュー・モデルが開発された目的は、平凡で月並みなクルマではなく、目立った存在でありたいと願う、行動的で、情熱的で、強い個性を持つ顧客に向けたクルマを作りたいということでした。そのため、このスポーティでカリスマ性のあるクルマには、室内で使用するための、実用的で柔軟性のあるオプション装備品を用意しています。しかしそれと同時に、ホィールベースを延長し、リアのオーバーハングも延長したにもかかわらず、MINI Clubman はオーバーハングの短いスタンダード・モデルのMINI 特有のコンセプトである「ホィールに乗かったような姿勢」を維持しています。また、このクルマの魅力である俊敏な走行特性も健在で、MINI のデビュー以来のトレード・マークとも言える伝説のゴーカート・フィーリングを実現しています。
MINI Clubman の特性に合わせたシャシーおよびサスペンションは、もともと新世代MINI 用に開発されたもので、あらゆる状況における安全性とスポーティで優れたハンドリングを実現します。フロントに装備されているマクファーソン・スプリング・ストラット式アクスルは、発進直後から卓越したホイール・ガイダンスを発揮し、ワイディングロードや加速、制動時でも駆動力がステアリングに影響を及ぼすことはありません。
セントラル・アーム式リア・アクスルは、最新技術の開発に携わるBMW グループの技術の恩恵を受けています。実際、これはMINI の属すセグメントでは極めて特別な構造であり、複雑で高度な運動学的構造の恩恵を受けて常に最適な接地性能を実現します。
足周りにアルミ製の前後方向アームを採用することで、重量も最適化しています。またアンチロール・バーも装備されており、MINI Clubman の安全なハンドリングに貢献しています。
MINI Cooper S Clubman のゆとりあるパワーと優れたパフォーマンスを反映して、このモデルのサスペンションは、もともとスポーティなMINI Cooper Clubman やMINICooper D Clubman のサスペンションよりもさらにスポーティでダイナミックに設定されています。もちろんいずれのモデルも、たとえ物理法則の限界に挑戦するような走りをしているときでさえ、十分な安全性を確保しています。
ニューMINI Cooper Clubman とニューMINI Cooper D Clubman には15 インチ・ホィールが標準装備されています。また、MINI Cooper S Clubman には16 インチ・ホィールにランフラット・タイヤを組み合わせて標準装備しており、この場合はタイヤの空気圧が完全に抜けてしまっても特定の条件下で走行を継続することができます。
エレクトリック・パワー・アシスト・ステアリング(EPAS)は、常にドライバーに最新の路面状態や現在の走行状態に関する情報のフィードバックを行います。このステアリング・システムは、車速に応じてステアリングの補助力を変化させ、常にスポーティなダイレクト感を提供します。
この電気機械式パワー・ステアリングのもう一つの特長は、これまでのステアリング・システムに比べて大幅に重量が軽くなっている点です。また、無駄なエネルギー消費を抑えるため、その時々の必要性に応じてステアリングをアシストします。つまり、ドライバーが実際にステアリングを操作しているときにのみ、電動サーボ・モーターが作動するようになっているのです。
MINI Clubman のスポーツ志向のサスペンションは、標準装備されているアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、エレクトロニック・ブレーキ・フォース・ディストリビューション(EBD)、コーナリング・ブレーキ・コントロール(CBC)、坂道発進アシスタント機能付きのダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)などの極めて効率の良い、強力なブレーキ・システムによって支えられています。ニューMINI にはブレーキ・アシスタント機能も装備されており、これは運転者の急ブレーキ操作を検知するとブレーキ圧を可能な限り早く最大限まで上昇させ、可能な限り制動距離を短縮させます。
パワー・ユニット: 3 タイプのいずれもが最高の効率を発揮
MINI Clubman が最初から際立った存在感を示す理由は、ユニークなコンセプトや外向的なデザインばかりではありません。極めて魅力的なパワー・ユニットにもその理由があります。新世代MINI のために専用に開発された3 種類のハイテク・パワー・ユニットは、常に突出した効率の良さを発揮するだけでなく、同時にスポーティな走りの楽しさも実現します。その上MINI Clubman に搭載されるすべてのパワー・ユニッには、2008 年モデルに採用した燃費を最大限に削減するための新しいテクノロジーがすべて標準装備されているのです。
最高に効率の良いエンジンを実現するための各種のインテリジェント・テクノロジーは、燃料消費量を著しく削減すると同時に、MINI らしいエキサイトメントな走りの楽しさをさらに高めることにも貢献しています。これに関連した顕著な例が、ブレーキ・エネルギー回生システムです。エネルギーのマネジメントを行うことで、エンジンが出力するパワーを優先的に駆動力へと変換します。電装品用の電力を発電するのは、車両が惰性で走行しているときやブレーキをかけているときだけです。走行するためのパワーが必要なとき、つまり加速しているときや駆動力をかけて走行しているときは、オルタネーターを自動的にエンジンから切り離します。したがって、通常のシステムのようにオルタネーターが常時作動することで消費されるパワーは、素早く力強い加速が必要なときのために温存されていることになります。このように使い分けた場合でも、電装品用の電気エネルギーは常に十分に供給されます。なぜなら、MINI が惰走状態になったり、ドライバーがブレーキをかけたりした場合には、ただちにオルタネータが作動して電力を生成するからです。
マニュアル・トランスミッションを搭載した全モデルに装備される新開発のオートマチック・スタート・ストップ機能は、エンジン作動中のアイドリング時間を効果的に短縮するものです。例えば交差点などで停車するとき、ドライバーがシフト・レバーをニュートラル位置にしてクラッチ・ペダルから足を離した瞬間、常にオートマチック・スタート・ストップ機能が自動的にエンジンを停止します。その後、再びクラッチ・ペダルを踏むだけで、エンジンはただちに再始動します。
オートマチック・スタート・ストップ機能は、とりわけ市街地での燃料効率を最適化させ、停車するたびに、非常にシンプルで直接的な方法でエネルギー消費と排気ガスの発生を完全に抑制します。
MINI Clubman に標準装備されているギアシフト・ポイント・インジケーターは、効率の良い走りを行うプロセスに対してもさらなる支援を行います。この機能のメリットを受けることができるのは、MINI Clubman のマニュアル・トランスミッション搭載車のドライバーであり、常に最も効率のよい走行方法に集中することができます。なぜならエンジンの電子制御を行っている「頭脳」がその時々のエンジン回転数、走行状態、アクセルの踏み加減を解析し、ドライバーが選択したギアに対して最も効果的な走りを行っているかどうかを計算しているからです。エンジン・コントロール・ユニットが走行中にギアをシフトすべきと判断した場合、瞬時にメーター・パネルのタコメーター内にあるディスプレイに矢印の記号を表示し、理想的なギア段数を表示します。
この新しいMINI シリーズのトップ・モデルであるMINI Cooper S Clubman では、ギアをシフトすることがとても楽しい体験になるに違いありません。ツイン・スクロール・ターボチャージャーとガソリン直噴装置付きの1.6 リッター4 気筒エンジンを搭載するMINI Cooper S Clubman は、最高出力128 kW(175 ps)/5,500 rpm を発生し、また240 Nm もの最大トルクを1,600〜5,000 rpm のエンジン回転域で発生します。さらにオーバーブースト機能を使用すれば、最大トルクは短時間ながら260 Nm まで増大します。
これらの効果によって、MINI Cooper S Clubman は停止状態から時速100 キロに達するまでを7.6 秒で駆けぬけ、最高速度は224 km/h に達します。
MINI Cooper S Clubman は、優れたパフォーマンスだけでなく、走る楽しさと低燃費を絶妙のバランスで実現させています。EU テスト・サイクルにおける100 km 走行あたりの平均燃料消費量は6.3 リッターです。また、MINI Cooper S Clubman のCO2排出量は150 g/km を達成しています。
MINI Cooper Clubman のバランスの取れた性能と燃費も感動的です。この4気筒自然吸気エンジンは、総排気量こそ同じ1.6 リッターですが、BMW グループのバルブトロニック・システムをベースに開発された無段階可変バルブ・マネジメント・システムを搭載しています。
そのため、エンジンのレスポンスの良さや駆動力が向上しているだけでなく、総合的なエンジン効率も向上しています。この画期的なハイテク・エンジンは、最高出力88kW(120 ps)/6,000 rpm、最大トルク160 Nm/4,250 rpm を発生します。
優れたパワーを発生するMINI Cooper Clubman は、静止状態から時速100 キロに達するまでが9.8 秒で、最高速度は201 km/h です。EU テスト・サイクルにおける100 km 走行あたりの平均燃料消費量が5.5 リッター、CO2 排出量が132 g/km のこのモデルは、同クラスのすべてのガソリン・エンジン搭載モデルにおける基準を確立します。
MINI Cooper D Clubman に搭載されている1.6 リッター4 気筒ターボディーゼル・エンジンは、卓越した総合効率を発揮すると同時に、最高出力80 kW(110 ps)/4,000rpm を発生します。
新しいアルミニウム構造を採用したことで大幅に重量を削減したこの新開発ディーゼル・エンジンは、コモン・レール式直噴コンセプトをベースに開発した画期的な技術に裏打ちされています。また、どの回転域からでも最適なパワーとパフォーマンスを実現する可変タービン・ジオメトリー機構を採用したターボ過給技術も特筆に価します。
MINI Cooper D Clubman のオーバーブースト機能も、非常にパワフルでダイナミックなアクセル・レスポンスを実現し、極めてスポーティでダイナミックなMINI Cooper Sclubman と同様の効果を発揮します。このエンジンのオーバーブースト機能も、1,750〜2,000 rpm のエンジン回転域で短時間のみ機能し、その場合の最大トルクは240〜260 Nm に達します。
ニューMINI Cooper D Clubman は、静止状態から時速100 キロに達するまでに10.4 秒を要し、最高速度は193 km/h です。このように躍動的なキャラクターと同時に、称賛に値する燃費性能も併せ持っています。EU テスト・サイクルでの100 km 走行あたりの平均燃料消費量は4.1 リッターを記録し、またCO2 排出量は109 g/kmという超低排出量を達成しています。
エンジンからのパワーは、MINI 特有のスタイルでフロント・ホィールに伝達されます。MINI Cooper S Clubman、MINI Cooper Clubman、MINI Cooper D Clubman には、6 速マニュアル・トランスミッションが標準装備されており、6 速オートマチック・トランスミッションはそれぞれオプション設定されています。これらのオートマチック・トランスミッションは、ステアリングのパドル・スイッチを使用してギア・チェンジができるマニュアル・モードを備えています。
MINI 特有の独創的で特徴あるデザイン
MINI Clubman の3 つのバリエーションは、デザインおよびボディ構造においてはBピラーまでがMINI Cooper、MINI Cooper D、MINI Cooper S と全く同じです。MINIの伝統的なシンボルは、MINI Clubman においても同様に強調されています。フロント・エンドにはMINI の特徴的な大径丸型ヘッドライト、丸型ポジショニング・ライト、六角形のラジエター・グリルがあります。
MINI Clubman のショルダー・レベルには車両の全周にわたってクロム・ストリップが装着されており、リア・エンドでは直接ドアに装着されています。MINI Clubman は、全幅はスタンダード・モデルのMINI と同じですが、全高はわずかに高くなっています。それでも、全体的に車高を低く見せるルックスとコンパクトなプロポーションにより、MINI ファミリーの他のすべてのモデルと同じように俊敏で躍動的な印象を演出しています。
「アイランド」デザインと呼ぶ、ボディの継目や接合部同士が互いに接触せず、独立した存在として構成するコンポーネントの設計手法も新世代MINI 特有のやり方です。一方、MINI Clubman のテール・ライト・ユニットは、伝統的なデザインを反映しながら再解釈されたものです。ユニット上部がやや内側へ傾斜しているようなデザインは、リア・ドア周囲のコントラスト・カラーのフレームのラインが繰り返されています。
リア・エンドのデザインは優雅さを漂わせ、端正で活き活きとしており、このニュー・モデルのリア周りを視覚的にコンパクトに演出しています。
それぞれのモデルには、リアに「Cooper」、「Cooper D」、「Cooper S」という各モデル名称が表示されていますが、「Clubman」のロゴは右側のドア開口部の装飾ストリップに刻印されています。
ドライビング・プレジャーを高める美しくスタイリッシュなカラー・コンビネーションを40 種類以上も用意
MINI を運転するということは、単にA 地点からB 地点に移動するだけの行為ではありません。それはライフスタイルを表現することであり、人生に対するこだわりを表現することでもあります。そのため特に走る楽しさや力強さ、流行を生み出すデザインを楽しむことに焦点を当てています。
MINI Clubman には、ドライバーが自分だけの個性的なクルマと自分自身のスタイル
表現するためのオプション装備品を数多く用意しています。エクステリア・カラーだけでも40 種類以上の組み合わせがあります。この圧倒的な表現の自由度は、豊富に用意したアクセサリーや様々なオプション装備、MINI Clubman 専用の特別装備によってさらに拡大します。
ホット・チョコレートはとりわけ感情に訴えるメタリック・カラーで、MINI Clubman 専用色です。この専用カラーにボディ同色ルーフとリアのシルバー・フレームを組み合わせると、非常にエレガントな装いになります。
MINI Clubman は、12 種類のエクステリア・カラーが用意されています。ソリッド・カラーには、チリ・レッド、ペッパー・ホワイト、メロー・イエローの3 種類があります。メタリック・カラーは、アストロ・ブラック、スパークリング・シルバー、ブリティッシュ・レーシング・グリーン、ピュア・シルバー、ライトニング・ブルー、ナイトファイヤー・レッド、ダーク・シルバー、レザー・ブルー、それにホット・チョコレートがあります。
誰もがアーティストになれる、自由度の高いインテリア・デザイン
MINI Clubman を購入する方は、4 種類のインテリア・カラーと5 種類のカラー・ラインを組み合わせることで、自分だけの個性的なインテリアを作り出すこともできます。
またすべてのモデルで標準仕様のシートだけでなく、あらゆる種類の、あらゆる配色のクロス・レザー・コンビネーション・シートやフル・レザー・シートを選択することもできます。
豊富なトリム・オプションを用意しており、たとえば、イングリッシュ・オーク、きらめくブラック・ピアノ・カラーなどによって、MINI Clubman のプレミアムなキャラクターを強調することができます。このような個性化のための選択肢は、2 種類の標準のトリムだけでなく、オプション装備品としてもフルード・シルバーやブラッシュド・アロイがあります。
MINI Clubman はユニークなクルマです。MINI Clubman は、紛れもないMINI であり、伝統的なシューティング・ブレークのコンセプトを意識的に最新のデザインに再解釈したクルマです。しかし同時に、全く新しい機能を持つ新しいタイプのエンジンを搭載するなど、意図的に伝統的なMini との類似性を持たせてもいます。
ニューMINI と同様に、MINI Clubman もまた時代の要求をすべて考慮に入れながら、その過程で新しい可能性とチャンスを見出しつつ、現代のMINI として再解釈した結果なのです。
このような様々な要素を考えると、MINI Clubman は市場に全く新しいセグメントの道を開くクルマであるといえます。一方、このように最新の革新技術を採り入れることで、MINI というプレミアム・ブランドが車両コンセプト、車両としての技術的な特徴、またデザインの面で、スモールカー・セグメントのリーダーであることを再び強調しています。
以上、プレスクラブより抜粋
初代MINIで表現されていたトラベラーなどの木製の飾りフレームがうまく消化できていない気がしますが、とりあえず正体はわかりましたよね。あのペトロルターボがこちらにも載るのはうれしいことです。子供がいると、何か理由をつけてセカンドカーとして買っちゃいそうな、ちょっと広めのMINIです。あとリリースに諸元表があったのですが、勝手ながら割愛させていただきました。
噂より少し信頼性の高い情報では、日本導入は来年春とのことです。(元3)
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