ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)は2008年2月23日、91歳で永眠された偉大なるジャーナリスト/レーシングドライバーであるポール・フレール氏に哀悼の意を表明いたします。 ポルシェAGの広報部門を統括するアントン・フンガーは、「ポール・フレール氏は、人生そのものをレーシングスピードで生き抜いてきました。エンジニアとして、レーシングドライバーとして、そしてジャーナリストとして世界中から絶大な賞賛を得ていました。彼の死により、ポルシェは過去から現在までの続いていた我々のプロダクトに対する評定家をひとり失ったのです」と述べています。 ポール・フレール氏は1917年にベルギーのフランス人街にて生まれ、1940年代の後半にはレーシングドライバーとして複数のチームにおいて活躍をしています。氏は1953年のル・マン24時間に初めてポルシェのドライバーとして出場いたしました。550スパイダーを駆るフレール氏はリヒャルト・フォン・フランケンベルグとともに見事クラス優勝を果たしました。 1958年のル・マン24時間では、エドガー・バルト氏とともに718 RSKのステアリングを握り1500 cc以下のクラスで優勝、総合でも4位となりました。 レーシングトライバーとしての輝かしいキャリアと並行して1945年よりモータージャーナリストとしての活動を開始した氏のもとには、世界中から原稿依頼が舞い込みました。 フレール氏はジャーナリストとして、またテストドライバーとして晩年まで精力的な活動を続けました。数ある著作の中でも「ポルシェ911 ストーリー」はスタンダードとして知られています。またつい先日には、同氏の執筆による「ボクスター ストーリー」が日本でも刊行されたばかりでした。 熱心なポルシェ エンシージャストとしても知られていたフレール氏は、彼が初めて手にしたポルシェであった356とインディアンレッドの911カレラを最後まで手放しませんでした。 以上、プレスリリースより
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