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マツダ、ディーゼルエンジン用PM触媒の燃焼メカニズムの解析で「論文賞」
2008/04/24

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、第58回自動車技術会賞において、社団法人自動車技術会より「論文賞」を受賞することを発表した。

マツダは、ディーゼルエンジンから排出されるすすを主成分とするパティキュレートマター(PM)の排気系での燃焼除去メカニズムについて研究を進めてきたが、今回、独自の解析手法によって触媒の酸素交換特性がPM燃焼促進に重要な役割を示すことを明らかにした。これにより今後、より高効率なDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)の開発が可能となる。また今回開発した解析手法は自動車用ディーゼルエンジンに加え、一般用のディーゼルエンジンへも適用可能であり、ディーゼルエンジンの技術開発において広く貢献可能な開発指針を示すことができた。

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比べ燃費が良く、地球温暖化の原因とされるCO2の排出量も少ないことから、欧州を中心に人気が高い。しかし、排出ガス中にPMが存在するため、後処理でクリーン化する必要がある。PMを燃焼させ、後処理する工程では、排出ガス温度を上昇させる必要があることから、燃料消費の効率が一時的に低下し、燃費を悪化させる一因となっている。マツダは、本解析による知見を活用してPMを燃焼する時間を大幅に低減することで、低燃費化によるCO2の削減と排出ガスのクリーン化を両立させる技術開発を行っている。

自動車技術会では、1951年から自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として賞の授与をおこなっている。「論文賞」は、自動車技術に関係ある優れた論文を発表した個人会員及びその共著者に贈られる賞である。

● 論文賞の受賞について

受賞対象: 「触媒担持型DPF用ディーゼルパティキュレート燃焼触媒における酸素吸蔵材料を用いた低温作動化に関する研究」
受賞者:   鈴木 研二(すずき けんじ) マツダ株式会社 技術研究所
共著者:   原田 浩一郎(はらだ こういちろう) マツダ株式会社 技術研究所
山田 啓司(やまだ ひろし) マツダ株式会社 技術研究所
岡本 謙治(おかもと けんじ) マツダ株式会社 技術研究所
高見 明秀(たかみ あきひで) マツダ株式会社 技術研究所

社団法人自動車技術会では、毎年春に、浅原賞技術功労賞、浅原賞学術奨励賞、技術開発賞、論文賞、学術貢献賞、技術貢献賞の6つの賞を授与している。授賞式は5月22日、自動車技術会の春季大会会場(パシフィコ横浜)において行われる予定である。

● 最近の自動車技術会賞 マツダ社員の受賞暦
2007年   浅原賞学術奨励賞 志茂大輔
「ディーゼルエンジンにおける多量EGRと吸気冷却による排気低減」
技術開発賞 重永勉、吉田敏弘
「環境にやさしい高付き回り電着塗料の開発および実用化」
2006年   浅原賞技術功労賞 清水多恵子
「自動車排ガス分析技術および有害物質低減技術の研究開発に関する永年の功績」
技術開発賞 西口勝也、玄道俊行、高瀬健治、庄司庸平、垰邦彦
「鉄-アルミニウム摩擦点接合技術の開発」
2005年   浅原賞学術奨励賞 福原千絵
「ドライビングシミュレーターによる“加速感”の官能評価‐緩加速追従走行時の“加速感”評価における交互作用の定量化‐」

以上、ニュースリリースより


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