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新型3シリーズの妥当性
BMW新3シリーズフルラインナップ揃い踏み | 2005/05/22 |
■まとめ
路線転向後の外観もこれまでどおりBMWの開発シーケンスから生まれてきたものであり、また運転感覚はよりBMWとしてのあるべき状態により近づいたと考えられ、結論として真正BMWであると断言できる。先代登場からの7年という歳月は大きな進歩ももたらしたが、また時間を必要とするネガティブな部分の収束も進んだ。
今回のフルモデルチェンジでは320iがずいぶんと高待遇になっており、330iや325iに標準、またはオプションで装備されるアイテムのうち、320iに装備できないものはクルーズコントロールのうち車間調節型のものとアクティブステアリングくらいのものである。ロジック7オーディオすらオプション装備できるのだから、320iに対するBMWの力の入れ様が見えてくるというものだろう。個人的な意見を述べれば、せっかく新しくなったよりパワフルな6気筒エンジンを選択すべきであると思いつつも、ダイナミック性能がよりあがっているE90型シャシーを4気筒で走らせ、重量増加に気を配りながらスポーティーなオプションを選択して楽しむのがベストだと思う。
駐車場の事情が許せば「買い」な320iを選ぶ場合には、悩みどころはオプション選択に限られるとして、330iを選ぶ場合には予算的に525iも視野に入る。これは大きな悩みになるのではないだろうか。525iを選ぶか330iを選ぶか。これは他人に5シリーズ、3シリーズのどちらのライフスタイルを想像して欲しいか程度しか判断ポイントがないのではないだろうか。エンジンの大きさで語るのはナンセンスだ。あとは皆さんのご家庭の事情も合わせて判断いただければと思う。
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