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Rクラスは確かにベンツなのであった
高級なピープルムーバーとしてそのジャンルに飛び込んだクルマはどうなのか? | 2006/08/01 |
■はじめに
まずヴィジョンGSTというコンセプト名で発表されたこのRクラス。GSTはGrand sport tourerの頭文字をとったもの。ここで迷う。スポーツという言葉には、今2種類の意味がある。オンロード、オフロードどちらかのシーンにおいて、各々最適な運動性能を発揮するその性能を示すわけだが、Rクラスはどちらなんだろうか。4駆機構はほぼ同じでタイヤサイズすら変えずにMクラスとの強い血縁関係を持って現れたところから推察すると、どう考えてもオフロード。しかし、サードシート(3列シートって正しくは3行シートだと思うんですが)つきの成り立ちはどう考えてもオンロード。で、差分をいろいろな形で探ってみた。
いろいろ資料をまさぐると、デフのファイナル以外は同じことがわかってきた。そこでメルセデス・ベンツのアピールに目を通すと、「Mクラスにはステーションワゴンやオフローダーに匹敵する多彩さがある」というような記述を見つけた。機構的にはほぼ同じでも、微妙にパッセンジャーカー寄りを狙っていることが覗える。ただしこの記述、少なくとも泥濘地くらいならまかせろや、という意気込みも感じる。
とりあえず今回は、マルチパッセンジャーのクルマと二人乗りスポーツカー2台の体制にしたいものの、駐車場の確保が難しいために選ぶ一台としてどうか、探ってみようと思う。個体はR350のスポーツパッケージ装備車両であることを明記する。
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