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Rクラスは確かにベンツなのであった
高級なピープルムーバーとしてそのジャンルに飛び込んだクルマはどうなのか? | 2006/08/01 |
■ヤナセ横浜港北支店MBショウルーム
これまでGM車両も扱っていたが、MBショウルームの名の通り、メルセデス・ベンツ専業に変更となり、ただいま改装中。かなり手の掛かった改装を施しているようだ。営業は通常通り行っているし、工事に伴うイメージ、粉塵の飛散などはなかったのでご安心を。
■まとめ
先行してWeb上で公開されていたFlashムービーをチェックした方はご存知の通り、Rクラスは割と芸術的な感性を尊重して開発された。ボディ上に勢いのあるストリームが感じられるのも、ディテールに既存のメルセデス・ベンツにとらわれない表現があるのも、そうした開発ポリシーによるものだろう。それはまさしくEクラスのステーションワゴンオーナー層に向けられたものだろう。これでも価格にしてみれば、E280ステーションワゴンよりも安いのだから驚く。
Rクラスの2006年モデルは残り僅か。輸入される台数はかなり制限されており、一部で3年後の残存価値が3分の2は残っていると予測する数字もあるそうだ。狙っている方には、在庫車両のオプション装備状況がどうなっているのか気になるところと思われるが、それについてはディーラーで確認して欲しい。
それにしてもRクラスは幅が1,920mmもあるが、どんどんと大きくなるクルマがその肥大化に対してどんな解決を見せるのか、少々憤りながら眺めていたが、メルセデス・ベンツからの回答として、駐車可能なスペースがそこにあるかどうか計測するシステムの装備が発表されている。Rクラスに装備されるかどうかはともかく、ちゃんと考えていると言うのはありがたいことだし期待が持てる。
冒頭の、これ一台で満足できるかどうかという部分については、ちょっと難しい気がする。満足するにはR63 AMGの登場を待つしかないが、日本に導入されるかどうかは微妙な状況らしい。しかし、AMGモデルが買えるなら、R350と2シータースポーツカーを買うほうがよいと考えたりするものの、どうしても一台分の駐車場しか確保できない場合はAMG狙いになるのかもと、あれこれ考えても答えは出ないわけであります。R350というクルマは、カローラを買うくらいの気持ちで買える人のためのもので、日々の努力の糧に買うクルマではない気がします。そういう人にはもうちょっと頑張ってC55 AMG ステーションワゴンを狙って欲しい。というわけで、なんだか締りのない終わり方になりますが、少なくともこれだけは言えますよ。ベンツならって、ビアノでいいんですか?高級なピープルムーバーが必要なあなたには買いです。他にありません。高級なベビーシートも一緒に買っちゃってください。
あれ?ベビーカート、どこに置けばいいんだろ。いや、入りますとも。ディーラーでご確認ください(笑)。
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