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クラスレスなセカンドカーを買った
ガソリン価格の高騰に対応しつつ不満のでない軽自動車の決定版か? | 2008/10/13 |
■毎日の乗車で
このクルマは足回りや骨格がしっかり作られている。なので路面からの大きめの入力を分散して受け止められる。その甲斐あってシートを堅めにできた。結果疲れにくいと言える。シートは腰を押し込んで座りましょう。ランバーサポート効果が得られます。
このクルマはATです。トルクコンバーターを介して動力伝達を行うためにスリップロスが発生します。スリップロスはパワー伝達ロスが発生するので、加速力や燃費に悪影響をもたらします。これらを避ける方法があるのでよく読んで欲しい。このクルマのATは電子制御で、ロックアップ制御も行う。その上で、以下を意識しましょう。
1, エンジン冷却液の水温が低いときはロックアップが働かないのでテキトーに走る
- ガソリンを垂れ流します。
2, ロックアップを有効活用する
- 穏やかに走れば、3速28km/hくらいからロックアップが入ります。
3, 流れを有効に逆活用する
- 後続車両がいない場合はゆっくり加速してかまいません。
4, 少しスロットルを絞ってみる
- 坂道でうなっていても、少しペダルを抜くとロックアップが入る場合があります。
5, エンジン音をよく聞く
- ロックアップするときには回転数が落ちエンジン音が低くなります。
これらが理解できてくるとカタログ燃費を超えることも可能です。10・15モードは一定の速度で走行していないため、それを超えることが可能な数字であるというわけです。
ロックアップされた状態でスピードに載せていくと、エンジン自体はそうトルクフルではないものの、粘りながらスピードが上がっていくことがわかります。4,000回転まではトルクは大きくなっていくので、だんだんスピードが乗るわけです。トルクコンバーター自体は課税されてもしょうがないくらい反社会的なデバイスです。個々がそれの作動を抑制できる力を持つことが大事だと思います。
■まとめ - i(アイ)のベストバイは何か?
買ってみて、納車されて、運用が始まって1週間ほどたち、その間Webのオークションサイトやカタログ、取説、ディーラーオプションカタログなどを眺めた。Sグレードを買ったが、ラジオは付けた。そういう経験を経て、セカンドカーとしても、ファーストカートしても、ベストなグレードはLであると断言する。Sでもオートエアコンなど装備されているが、キーレスオペレーション、電動格納式ドアミラー、ラジオその他が装備されていて、黒インテリアやキセノンヘッドランプがオプションで選べる。そこまで装備すれば、もう1.5Lあたりから存在する、ちょっといい装備を誇るクルマの向こうを張ると思います。動的な特性は、BMWと比べてもそんなに変わりません。BMW乗りのセカンドカーならまさしく買いです。
と思ってましたけど、i(アイ)からBMWに乗り換えるとずいぶん違うことに気づきます。操作系の重さやアクティブステアリングによる操舵特性の違いなど、結構びっくりします。気をつけてください(笑)。
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