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新世代型ボクスターとケイマンの受注を開始 - ポルシェジャパン
2008/11/19
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)では、ロサンゼルス・モーターショーでデビューした第2世代のミッドシップスポーツモデル、ボクスターS、ボクスター、ケイマンS、ケイマンの受注を日本全国のポルシェ正規販売店にて12月6日より開始いたします。
- ケイマン S -
- ケイマン S -
- ボクスターS -
- ボクスターS -
新世代モデルの最も大きな特徴は、新開発の技術を盛り込んだ新型フラットシックスエンジンを搭載している点です。このエンジンは、先代モデルを凌駕するパワーを生み出すだけではなく、燃費効率も大幅に改善されています。 その優れた燃費性能とパフォーマンスは、新開発されたデュアルクラッチトランスミッション、ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)によって、いちだんと確かなものになっています。
より少ない燃料でより大きなパワーを発生させる新開発のボクサーエンジン
排気量2.9リッターのベーシックエンジンの最高出力は、ボクスターの場合が先代モデルを10PS上回る188 kW(255 PS)、ケイマンでは20 PS上回る195 kW(265 PS)に達しています。
それぞれのSモデルに搭載される3.4リッターエンジンの最高出力は、ダイレクトフューエルインジェクションを採用したことにより、ボクスターSでは228 kW(310 PS)、ケイマンSでは235 kW(320 PS)に達します。それぞれ先代モデルから15 PS、25 PS強化されています。
パワーウエイトレシオはケイマンSが4.2 kg/PS、ボクスターは5.2 kg/PSという卓越した値を実現しており、最小限の燃料で最高のドライビングダイナミクスを味わうことができます。それを証明するかのごとく、ケイマンSのPDK搭載車にスポーツクロノパッケージを装備し、ローンチコントロールを作動させた場合、0-100km/h加速のタイムは、このクラスのベンチマークとなる4.9秒をマークします。また、ボクスターの6速マニュアルトランスミッション搭載車も、0-100km/h加速において5.9秒を記録しています。
PDK搭載車ではボクスター、ケイマンともに、走行距離100kmあたりの燃料消費量が初めて9リッターを下回りました。両モデルに搭載される新型2.9リッターエンジンのEU4基準による100kmあたりの燃料消費量は8.9リッターです。これは先代モデルのティプトロニックS仕様車よりも11%少ない数値です。またPDK搭載車の3.4リッターエンジンでは9.2リッター/100kmとなり、先代モデルのティプトロニックS仕様車と比較して燃料消費量の大幅な軽減(16%)に成功しています。
いっそう違いが明らかになったロードスターとクーペ
ふたつの2シーターモデルは、フロントおよびリアセクションが新たにデザインされたことで、その違いがさらに明確になりました。インジケーターライトを一体化した新しいハロゲンヘッドライトはカレラGTを連想させます。またLEDによる新しいデザインのテールライトは、幅を狭めながら外側へと伸び、リアセクションへエレガントに溶け込みます。
このロードスターとクーペはフロント側から見ると、それぞれ独特のデザインによるエアインテークの形状で、はっきりと見分けることができます。またリア側にも違いがあり、ボクスターにはディフューザーインサートの付いた新しいリアパネル、ケイマンにはウインドディフレクタープレートが取り付けられています。
LEDによるロッド状のポジションライトは、外側のエアインテークと平行に配置されたことで車両全体のルックスに上品なイメージを加えます。
もうひとつの特徴は標準装備されるフォグランプです。ボクスターでは長方形、ケイマンでは丸型のデザインで作られています。
より素早いシフトチェンジを可能にし、燃料消費量を最大16%軽減したPDK
- ケイマンPDK装備車インテリア (Porsche Communication Management (PCM)は本国のみ) -
ボクスター、ケイマンの計4モデルにはこれまでのティプトロニックSに代わり、レーシングカーから受け継いだポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)が初めて用意されます。このデュアルクラッチトランスミッションを搭載した車両は0-100km/h加速で、ベーシックモデルにも搭載されるようになった6速マニュアルトランスミッションよりも0.1秒早いタイムをマークします。
オプションのひとつ、スポーツクロノパッケージを装備すると素早くダイナミックな加速が可能になります。このパッケージはPDK仕様車のみに用意されるもので、発進時に最高の加速を実現するために開発されたローンチコントロールと、最高の速さを発揮するシフトチェンジを可能にするサーキット走行用シフト制御プログラムで構成されます。
このローンチコントロールを装備すると、0-100km/h加速でさらに10分の2秒早いタイムをマークすることができるようになります。
PDKによる進化は、経済性の面でも大きな効果をもたらし、第1世代型と比較して燃料消費量を最大16%軽減します。PDKを搭載したボクスターとケイマンのEU4による燃料消費量は、100kmあたりわずか8.9リッターです。ボクスターS、ケイマンSも9.2リッターで、ほぼ同じ水準を維持します。
ダイナミックなサスペンションと優れたブレーキシステム
サスペンションにはこれまでにないセッティングが施され、さらに優れたドライビングダイナミクスとこれまで以上の快適性が一体となりました。ステアリングシステムのバルブ制御マップには改良が施され、これまでよりも少ない力でステアリングを操作できるようになりました。ボクスターとケイマンのステアリングシステムはこうして、よりいっそう俊敏でナチュラルなものになりました。
ホイールは新しいデザインとなり、ベーシックモデルではこれまでよりも0.5インチほどワイドな設計となりました。これはSモデルの大型ブレーキシステムをフロント側に収納する必要が生じたことに伴うものです。
ボクスターとケイマンにはともに、ブレーキプレチャージ機能とブレーキアシスタント機能を新たに加えた、最新世代型のポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM)が装備されます。急ブレーキの時などにドライバーがアクセルペダルを急に戻すと、PSMの油圧コントロールユニットは、ブレーキペダルが踏み込まれる前にブレーキ圧を適度な水準まで引き上げ、素早く制動を加えることができるようにブレーキパッドをディスクに近づけます。
ブレーキペダルの急な踏み込みや所定のブレーキ圧によって急ブレーキを認識すると、PSMの油圧コントロールユニットは制動力を最大限まで引き上げるようにブレーキ圧をアクティブコントロールします。この機能によってブレーキのレスポンスは大幅に向上し、制動距離もさらに短くなります。
またボクスターとケイマンでは標準シートと、パーシャルレザーまたはフルレザーによるコンフォートシートの両方に、シートベンチレーションとシートヒーターをオプションで装備することができます。
なお、今回価格発表のこれらのモデルには、クラリオン製カーナビゲーションシステムが標準装備されます。
車種 |
トランスミッション |
ハンドル |
車両本体価格(消費税込み) |
ケイマンS |
PDK |
左/右 |
¥8,770,000 |
6MT |
左/右 |
¥8,300,000 |
ケイマン |
PDK |
左/右 |
¥7,080,000 |
6MT |
左/右 |
¥6,610,000 |
ボクスターS |
PDK |
左/右 |
¥7,990,000 |
6MT |
左/右 |
¥7,520,000 |
ボクスター |
PDK |
左/右 |
¥6,550,000 |
6MT |
左/右 |
¥6,080,000 |
以上、プレスインフォメーションより
目つきがよくなりました。一目でカレラGTを思わせられましたが、今回のウリの一つのようです。911より全然かっこいいじゃないですか。
ボクスター標準車の排気量が2.9Lにまで成長しているとは知りませんでした。重心が低いので、ロールに対抗するためのスタビライザーもそれほど強いものが必要でなく、結果乗り心地がしなやかだった記憶があります。
一方5速MTは1速目がロング過ぎて試乗程度では思うように扱えずに全開ミートでクラッチをフェードさせてしまったことがあります。6MTになってよかったですよ、ホントに。じゃあ買おうかなと思いましたが、今のところ日本を代表するリアエンジンリアドライブの三菱車が手元にあるので、もう少し様子を見ようと思います。(元3)
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