アウディAGは、第61回IAAフランクフルトモーターショーの第1日目にあたるスペシャルプレスディ(9月12日)に、市販モデルとして世界初公開した「新型アウディQ7」のスタディコンセプト、「アウディQ7ハイブリッド」を発表しました。 「アウディQ7ハイブリッド」は、アウディ独自のガソリン直噴エンジンFSIと電気モーターを組み合わせた初のハイブリッドカーです。このコンセプトスタディモデルは最高出力257kW(350ps)、最大トルク440Nm を発生する4.2リッターV型8気筒FSIエンジンと、さらに最大トルク200Nmを発生する電気モーターと組み合わされています。この電気モーターとそのパワーソースとなるニッケル・メタルハイブリッド(NiMH)バッテリーは140kgにまで軽量化が図られました。このコンセプトスタディモデルは、Q7のベースモデルと比較して、7%足らずの重量増に抑えられています。 この高性能な潜在能力は、言うまでもなくエンジンの総てのパワーとトルクを常に、最大限にダイナミックな走りと走行安全性に転換するクワトロ・フルタイム4WDシステム無しでは決して完成しなかったといえるでしょう。エンジンパワーは、6速ティプトロニック・オートマチックトランスミッションを介して4輪に伝えられます。 「アウディ Q7 ハイブリッド」に期待される性能は、スポーツカーのそれに匹敵するものです。0 - 100km/h加速は6.8秒。中速域からの加速も目の覚めるようなパフォーマンスを見せ、5速で時速80kmから120kmまでに7秒で達するという素晴らしい牽引出力を有します。これらの魅力的な性能をさらに印象づけるのが、車両重量2,410kgの「アウディQ7ハイブリッド」の燃費が、12.0リッター/100km(約8.3km/リッター)という事実です。アウディのハイブリッド ドライブ システムをこれ以上に効果的に証明するものはありません。 アウディにおけるハイブリッド技術の研究・開発はすでに15年前に始まり、1989年には第一世代のハイブリッドカー、アウディ・デュオ(Audi duo)を発表しています。そして、1997年には初の、そして唯一のヨーロッパ自動車メーカーとして、アウディは、ハイブリッドカーをシリーズ生産可能としました。それは第三世代のアウディ・デュオで、アウディA4アバントをベースとし、最高出力90psの1.9リッターTDI(ターボディーゼルエンジン)と29psを発生する電気モーターを組み合わせた前輪駆動モデルでした。電気エネルギーは、リヤに搭載された鉛ゲル・バッテーリーから発生されました。 その後の開発において、アウディはハイブリッドのコンセプトだけでなく、革新的なバッテリー技術と高度に開発されたエネルギー マネージメント システムの詳細を詰める作業を進め、今や、それらが「アウディQ7ハイブリッド」に実現されました。
前のニュース <<
>> 次のニュース
Copyright © 2005-2009 元◇318MT将軍 blog E-mail:webmaster@kntauto.com(全角の「@」はスパム対策) Spuned by Web Spreader Rev. 2.00.00 - Developed by Hyper-barn Corp. - 最終更新日: 2009/08/09