三菱自動車(所在地:東京都港区 社長:益子修 以下、MMC)とPSAプジョー・シトロエン社(所在地:フランス パリ市 会長:クリスチャン・ストレフ 以下、PSA)は本日、ロシア・モスクワ市の南西180キロメートルに位置するカルーガ州において、合弁車両組立工場の起工式を実施した。
式典には、アナトリー・アルタモノフ・カルーガ州知事他、数百名の招待客が出席した。
2011年に操業を開始する車両組立工場では、三菱、プジョー、及びシトロエンブランドの中型SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)と、プジョー及びシトロエンブランドの中型乗用車を生産する。生産能力は16万台/年で、このうち11万台は中型乗用車、5万台は中型SUVを生産する。また、今後のロシア自動車市場の拡大に合わせ、生産能力は30万台まで増強できる。従業員は、約3,000名を雇用する予定である。
合弁会社への初期投資額は4億7,000万ユーロ(約750億円)で、PSAが7割、MMCが3割をそれぞれ負担する。
PSAのローラン・ヴァルダヌガ副社長は、「相乗効果を最大限発揮できるパートナーシップのもと、今後大きな成長が期待できるロシアでの現地生産プロジェクトが、無事スタートしました」と語った。
また、MMCの益子社長は、「このプロジェクトは、一年余りにわたる両社の協議の成果であり、両社の技術交流をより一層深め、両社の更なる成長に寄与するものである」とコメントした。
< 新工場の概要 >
所在地 |
ロシア・カルーガ州 |
位置 |
モスクワ南西180km |
社長 |
Didier Aleton (ディディエ・アルトン) |
敷地面積 |
約200ヘクタール (サプライヤー用敷地50ヘクタールを含む) |
工場概要 |
完成車工場 (溶接、プレス、塗装・組立) |
生産能力 |
160,000台 (3シフト) |
生産車種 |
プジョー及びシトロエンブランドの中型乗用車
三菱、プジョー、及びシトロエンブランドの中型SUV |
初期投資額 |
4億7,000万ユーロ (約750億円) |
生産開始時期 |
2011年 |
従業員数 |
約3,000名 |