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プジョー1007は濃いか薄いか
個人的に待ちに待ったラテン系両側電動スライドドア車両、1007が登場2006/03/13


成り立ち
1007 - フロント(クリックで拡大)顔は誰がどう見てもプジョーそのもの。幅が1,700mmを超えているのだが、ヘッドライトとバッジを大きくしたことで、相対的に小柄に見える。高めの背丈による縦横のプロポーションも、大きく見えにくい理由の一つだろう。当該車両にはルーフレールが装備されていないが、プジョーらしいシルバーのルーフレールはオプション装着が可能だ。ヘッドライトユニットは1.6が黒基調、1.4がシルバーのメッキ基調になる。

1007 - リア(クリックで拡大)テールエンドでは、シルバーの帯が左右に渡り、画像では見づらいのだが、そこに「PEUGEOT」のレターが大き目の間隔で並べられている。初めて1007の画像を目にしたときから、このガーニッシュが気に入っている。しかし実車を見て訴えたくなるのは、バンパーにバックソナーが装備されていること。これはグレードに関係なく標準装備。また触ってみて訴えたくなるのはリアハッチの設計の巧みさ。電動のオートクロージャがやることを、ダンパーの設計を工夫することで機械的に実現している。同じことをするなら構造は簡単なほどよいに決まっている。

前席空間(クリックで拡大)ダッシュボードやステアリングホイールのパッド部分にはメッシュ状のテクスチャが与えられており、現行マーチなど、新しい価値観系統に沿った設計ポリシーであることがわかる。これが革シボだったならどうかなど、言及する必要はないだろう。ご覧になってわかるだろうか?シートセンター部分やダッシュボード上の青いマット状のもの、それからエアコン吹き出し口の青いリングは交換可能で、「カメレオ」という名称でキット販売もされる。気分に合わせて着せ替えができると謳われているが、どちらかといえば中古車として購入する場合に、少しでも新車気分を味わえるという点でメリットが大きいだろう。ルームミラーを見て欲しい。親子ツインミラーになっている。これは助手席用ではなく、後席監視用。後方の子供たちの行動を運転中にも確認し管理下に置きたいという思いは、教育熱心なフランスはパリの市民性なのだろうか?クーペばりに広いドアの影響で、シートベルトのアンカーが遠くなってしまっているのが難点だ。ここはやせ我慢すべきだろう(笑)。

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