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「ボクとスカイラインの間柄」とV36
元スカイラインオーナーとして言わせていただきますよ。 | 2006/12/17 |
■V36外見
なんといっても最初に指摘すべきは「いかつさ」が戻ってきたこと。スカイラインがいかついことは要件として外される項目ではない。都市工学とかなんとかのころからかなあ。スマートになろうとしていたのは。事実、イカツサを携えたBNR32は、やっぱりスカイラインなのだと思える。否定できない。
リアからの眺めも充分押しが効いていると思う。ボクから見て一番V36スカイラインに似合っていると思うレイクショアーブルーのボディカラーはやっぱりマッチしている。アウディとBMWの折衷案と言われたV35のリアコンビネーションランプも、V36でずいぶんとこなれたと思う。左右2本出しのマフラーエンドもV型エンジンを根拠として納得できるものだ。ウェッジの効いたスタイリングはよりスカイラインらしくなった。トランク折り目に配されたメッキのチッピングは、カタログデータには出来ないもののユニークな表現として誇らしいものだ。
ホイールもかっこよくなった。そもそも2000年あたり以降、日産のDセグメント以上のクルマのホイールはかっこよくなっていたが、今回はより3次元的変化に富んだ、大胆かつ繊細なスポーク形状になった。そして特筆ポイントのTypeS用前後とも330mmφのブレーキローター。見た目に大迫力で、さらにキャリパーが覆いかぶさることから18インチのホイールでないと入らない大きさだ。TypeS、もしくはTypeSP以外のグレードでは330mmローターは用意されていない(しかしフロントが320mmもある)。この大きさになってくると、面の精度が高くないと変なキックバックが大きくなるだろう。いや、見た目に精度高いです。心配ありません。
見ててもいいんですが、乗ってみましょう。
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