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日産自動車、歩行者との衝突時の頭部保護に有効なエンジンフードを開発
2007/08/02

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、歩行者と衝突した際、頭部への衝撃を緩和する「ポップアップエンジンフード」を新開発した。今秋発売予定のスカイライン クーぺより搭載を開始する。

「ポップアップエンジンフード」は、クルマが歩行者と衝突した際、エンジンフードの後端を瞬時に持ち上げることによって、エンジンフードとエンジンフード下の部品との空間を広く保ち、歩行者の頭部への衝撃を緩和するものである。

具体的な作動過程は、以下の通りである。
バンパーに内蔵されたセンサーが歩行者との衝突を検知すると、コントロールユニットが、フードを跳ね上げる必要性を判断する。必要と判断した場合、火薬式のアクチュエータを作動させて、エンジンフードの後端を持ち上げる。

ポップアップエンジンフードは、ボンネット高が低く、エンジンフード下の部品との空間を広く保つことが難しいクルマに採用することで、衝突時の歩行者の頭部への衝撃を緩和することと、スポーティなスタイリングの両立を可能とする。

日産は交通事故のない安全なクルマ社会を目指し、2015年までに、日産車がかかわる死亡・重傷者数を半減させる(1995年比)という目標を掲げ、安全なクルマづくりに取り組んでいる。
本システムは、「クルマが人を守る」というセーフティ・シールドの考え方*をより具現化したものである。

*セーフティ・シールド「クルマが人を守る」という考え方
日産自動車は、セーフティ・シールド「クルマが人を守る」という、より高度で積極的な安全に対する独自の考え方に基づいた技術開発を推進している。これはクルマがおかれている状態を、「危険が顕在化していない状態」から「衝突後」に至るまで、6つの段階としてとらえ、それぞれの状態において発生する危険要因に対して、最適なバリア機能を働かせ、少しでも危険に近づけないようサポートする考え方である。








以上、プレスリリースより

ボンネットを起こす技術自体は最新のものではありませんが、ヒューマンエラーに寛容になりすぎると、人間のほうがダメになってしまうとして、アメリカの教育現場では"No tolerant"運動といって、寛容さゼロのルール作りを行い奏功しているそうです。具体的には、人間の質が飛躍的に改善されるそうで。まるで20年前くらいの日本人がまんまとハメられたような気になってしまいます。(元3)


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