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ギャランフォルティス一挙試乗
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特徴的なリアビュー(クリックで拡大)

ギャランフォルティススポーツバック
スポーツバックというモデルは、たぶんヨーロッパを見据えたもので、この手合いの5ドアは日本の他社からも幾度となく販売されてはそれほど売れなかったと記憶するが、例えばステーションワゴンのラゲージには幸せが積まれていると勝手に思っているボク的には、これもそこそこの幸せが載せられているはずだ。具体的に言えば、犬や猫のトイレを積もうと思ってもあと1cmが天板につっかえてしまうセダンのトランクに対して有利だし、後席を倒せばもっと大きなものを狭いドアからではなくハッチゲートから積み込むこともできる。そんな余裕は実際にそういう場面に遭遇しない限り実感できないが、ヨーロッパには全くセダンのままの形状でハッチゲートを持つというジャンルすらあるので、ハッチゲートの存在こそが当地では重要なのかも知れない。
またまたi(アイ)を引き合いにして恐縮の限りだが、三菱のこだわりの一つとしてハッチゲートの電動オープナーは挙げるべきだろう。またそれに対し、オートクロージャーはないというのも何となくこだわっている気がする(笑)。

立派なフロントグリル(クリックで拡大)

スポーツバックモデルはどうやら購入年齢層をセダンよりは若年層に振っているようで、立派なラジエーターグリルが付いている。これはセダンではRALLIARTモデル専用の装備にあたり、基本モデル用グリルよりは迫力が出る。
あとで案内しようと思っている見積もりはこのモデルより一つ下のグレードのものになるが、フォグランプが付いていなかったりするものの、後付けでこのモデルと同等にステップアップできるルールになっているので、一つの指標としてごらん頂きたい。

ギャランフォルティススポーツバックダイジェスト(クリックで拡大)

左上から時計回りにダイジェストで。
運転席ステアリングホイールは本革巻き。ベーシックグレードはウレタンになるが、2万円で本革巻きになったと思う。パドルシフターは標準装備項目。内装のトリミングパネルの模様にしつこいさを感じたが、ベーシックグレードではマットシルバーになる。

ハッチゲートを開けるとこうなる。リアシートを倒すレバーがラゲージ側にあり、簡単に倒れるのが好印象ではあったが、そこまでするならハッチを開けると同時にラゲージトレイもハッチ側に収納されてアクセスが快適になる仕掛けが欲しかった。リアバンパー中央の蓋は欧州仕様の名残り。仕向けによってはリアフォグランプが付く場所らしい。

ハッチを閉じて車内からみるとこうなる。リアウィンドウまでの空間は4ドアハードトップ程度の印象で、適度なタイト感がある。というか、ハッチバックとは思えない収まりで、上手くまとまっていると思う。

エンジンは2Lでリバースヘッド。ツーリングカーレースでは排気系を短くしたりエンジン下のパイピングをなくしてエンジン位置を下げるためにメリットのある後方排気だが、市販車でそれをすると実用トルクが薄くなってしまう。しかし、エミッションの問題を解決するためには排気温度が高いうちに触媒に放り込んでやるのが有効で、最近のFF車の排気取り回しはこんな感じになっている模様。

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