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ミシュランが冬用タイヤ満足度調査で３年連続第１位 - J.D.パワー
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2006 年日本冬用タイヤ顧客満足度（W-TSI）調査

CS（顧客満足度）に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワーアジア・パシフィック（本社：東京都港区、代表取締役社長：蓮見南海男、略称：J.D. パワー）は、2006 年日本冬用タイヤ顧客満足度（W-TSI）調査の結果を発表した。

当調査は、冬用タイヤ（スタッドレスタイヤ）に対するユーザーの満足度を測定するもので、今年で３回目の実施となる。調査対象者は昨冬、新車・中古車を含む自家用の乗用車（除軽自動車）用スタッドレスタイヤを新品で購入し使用した一般消費者である。2006 年２月中旬から３月初旬にかけて郵送アンケート方式で調査を実施し、全国の3,400 人から回答を得た。

スタッドレスタイヤに対する総合的な満足度は、５つのファクターにおける合計32 の評価項目に対するユーザー評価をもとにスコア化する（1,000 ポイント満点）。５つのファクターは「積雪路面での性能」、「凍結路面での性能」、「一般路面での性能」、「タイヤの見映え」、「品質/耐久性」となっている。

◆業界全体の課題は、「止まりやすさ」など「凍結路面での性能」の向上◆
総合満足度ランキングでは、ランキングの対象となった７ブランドのうち、ミシュランが業界平均を73 ポイント上回る655 ポイントを獲得して第１位となった。ミシュランのランキング・トップは今回で３年連続となる。また、ファクター別スコアをみても、５つのファクター全てでトップとなっている。

第２位は昨年に続きブリヂストンで、スコアは602 ポイントだった。「積雪路面での性能」と「凍結路面での性能」で業界平均を大きく上回った。

ユーザーの満足度を地域別に見ると、北海道では全てのファクターで全国平均を上回り、総合満足度も全国で最も高い。一方、東北や甲信越/北陸では「積雪路面での性能」と「凍結路面での性能」に対する評価が全国平均を大きく下回った。

当調査では、各ファクターと各評価項目の総合的な満足度に対する影響度を算出している。総合満足度への影響の大きいファクターは「積雪路面での性能」と「凍結路面での性能」で、この２つを合わせた影響度は52％となる。ファクター別のユーザー満足度をみると、「積雪路面での性能」に対する満足度が最も高かった。一方で、「凍結路面での性能」に対するそれは他のファクターと比べて著しく低い。さらに、「凍結路面での性能」の評価項目の中では、特に「止まりやすさ」の評価が低く、これらの傾向は全てのタイヤブランドに共通している。

調査ではまた、スタッドレスタイヤで経験した不具合をユーザーに指摘してもらっている。その結果、43％のユーザーがなんらかの不具合を経験していることがわかった。特に「止まりやすさ」に関連のあるグリップ不足を経験した人が多い。中でも「凍結路面でのグリップ不足」は不具合経験者の45％が指摘している。これは不具合指摘の中で最も多い。さらに、危険を感じて“ひやり”としたことのあるユーザーになると、その６割が「凍結路面でのグリップ不足」を指摘している。

以上の結果から、「止まりやすさ」をはじめとする「凍結路面での性能」の改善がスタッドレスタイヤの課題であることが明らかになった。

タイヤブランドがユーザーの満足度を向上させ、ブランドロイヤルティを形成し、ユーザーの再購入意向を高めるためには、ユーザーの価値観に基づく評価と実際のタイヤの使用環境を念頭に置いた商品企画やタイヤ開発、販売活動を行うことが重要である。

以上、プレスリリースより

詳細、明瞭なグラフはこちら（PDFにつき注意）

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