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近場にある岡本太郎と日本の古民家
出掛ける場所を提案する、港北NTオートのドライブレポート第二弾 | 2006/07/01 |
■ミュージアムショップ
ここでは岡本太郎作品をミニチュア化したり、モチーフにしたり、再現したグッズが豊富に販売されている。あの大阪万博で、テーマ(人類の進歩と調和)が気に入らないとして断ったにもかかわらず担当者に連日頭を下げられ引き受けた「太陽の塔」もいろんなアレンジで販売されている。丹下健三が設計する「お祭り広場」は、モニュメントを引き受けた岡本太郎の地下から地上、そして空中を使うという大変アグレッシブな構想によって大屋根の中心がぶち抜かれた。ここで丹下健三とのぶつかり合いがあったのだが、「ぶつかり合いこそが調和」という真理を持って挑んだ岡本太郎に折れて実現したのが太陽の塔だ。そんなエナジーの塊を買わずにいられるわけがなく、予定通りストラップを買いました。630円也。
■カフェテリア太郎
ミュージアムショップ通路と館内でも連絡しているが、美術館にたどり着いて早速目にするのが「カフェテリア太郎」。横浜美術館にある「Cafe 小倉山」とも関係がある。それはともかくボク自身、家族で訪れた際に「オムハヤシライス(\892)」、「アメリカンクラブハウスサンド(\577)」、「ホットケーキセット(\577)」などを注文したが、どれも美味しい。そして値段も高くないのが嬉しい。「TAROブレンド(\325)」コーヒーは、岡本太郎がパリのカフェで好んで飲んだあの味を再現したとかそういうことではないので念のため(笑)。
そのカフェテリア太郎の傍らに池がある。整備された池だ。そこに「樹霊」という作品が立っている。大阪万博で各国の仮面や神像とともに展示された作品だ。自然に対する畏怖や崇拝というような極めてプリミティブな感情を形にしたものだ。ブロンズで作られたその「像」は、確かに近づきがたい異様さと、しかし触れて確かめたくなるような魅力がある。岡本太郎の「対極主義」による作品には、ハレの気分を誘う何かを感じる。この作品は、この美術館の展示物の中で一番好きな作品だ。
入館時間は9:30〜16:30で、基本的に月曜日が休館日。閲覧料が常設展のみ開催時は一般500円、高校・大学生300円。企画展が開催される場合にはプラスアルファが必要になる。例えば7月11日から開催の「ウルトラマン伝説展」は400円アップの、一般900円、高校・大学生700円になる。65歳以上と中学生以下は無料。また20名以上での入場では団体割引もある。
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