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近場にある岡本太郎と日本の古民家
出掛ける場所を提案する、港北NTオートのドライブレポート第二弾 | 2006/07/01 |
■食事(テーマ - 「信越の村」)
「信越の村」には長野、富山、岐阜から建物が集められている。信越といえばそば。白川郷にあった山下家では、そばを中心に食事できる。そのそば屋、その名も「そば処 白川郷」。
そばと来ようがなんと来ようが、食があれば食うのが人間の定め。冷やしとろろそば(630円)を注文する。食事の際は、まず入り口から右に奥まった場所で食券を買う。靴を靴箱に収め、囲炉裏のある板の間を過ぎて奥へ向かうと現れる座敷の空いたところに座る。しばらく待つとそばが出てくる。純粋に食事処として捉えた場合に問題一点。うずらの卵は割りにくいが、素材のまま出てきた。一般的なそば屋のように、一箇所を少し開いてあるとありがたい。とろろの量は多め。なのでそばつゆに全量を注ぐと、非常に食べにくい。正しくは、必要に応じてとろろを注ぐか、とろろの容器につゆを注ぐ。これ。味は普通。最終評価としては「安い」と思いました。
暑いこの時期だけ販売されるアイスクリームは315円。ミルク成分が濃い、懐かしい味わい。店の向かいではみたらし団子をはじめ各種団子、ずんだ餅などを販売している。みたらし団子を食したが、一部に焦げ目のある手作り感がやはりなつかしい。2本で140円と、スーパーで買う3本120円に比べると高いものの、程よい味付けが上品でおいしい。
味わうことも大切だが、なにより白川郷様式の建物を味わってこそ。この季節、湿った空気が精神力にダメージを与えるが、少なくともそば屋の中では快適な空気を感じることができた。少し風が吹くと爽快さでいっぱいになる。寒い地域にあって夏の気候にも配慮した白川郷様式の建物は、本当の意味での省エネ(削減ではなく無)のアイデアをたくさん持っているに違いない。
そこそこの値段で信越を食べることができた。これは公営の成せるわざと考える。これが民間のテーマパークであればこうはいかないし、味もリスキー。とりあえず、食べることを予定に織り込んで巡ってよいと思う。
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