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第39回東京モーターショー2005本番
いよいよ東京モーターショーが始まった。 | 2005/10/20 |
■中央ホール - フォルクスワーゲン
決して格好がよいとはいえないが、このエコレーサーは小型スポーツカーのこれまでを受けつつ、これからの方向性を示唆する。市販モデルに搭載されるべく開発中の1.5L TDIエンジンをミドシップする。136馬力ながら250Nmを発揮し、6速DSGを介して後輪を駆動する。超軽量850kgのボディは、そのスタイルをクーペ、Tバールーフ、ロードスター、スピードスターと変幻させることができる。またその軽量がもたらすものは、0-100km/h加速6.3秒、最高速度250km/h、そして平均燃費が29km/l以上と、確かにエコレーサーと呼べるものだ。もっとも、この手合いのクルマで燃費を語る場合、重要なのは全開燃費であり、ディーゼルターボでの全開に継ぐ全開走行がどれだけ燃費を悪化させるかは予想できない。フロントグリルに将来のフォルクスワーゲンのスタイルが暗示されている。
日本では現行に当たる、画像の一つ前のパサートは、最終的に車格が上がったと思えるほど上品で丁寧なスタイリングを得たが、内装はあまり代わり映えしなかった。この新型では内装にも目を見張るものがあり、薄皮一枚で上の車格となるCクラス、3シリーズ、A4に勝負を挑む。ボディ全幅は1,800mmを超え、新型ゴルフR32にも搭載される、アウディで好評の3.2L V6 FSIエンジンもラインナップされる。日本導入時に組み合わされる変速機は6ATおよびDSGになるだろう。
新型ボーラであろうジェッタも出展されるが、トゥアレグW12やフェートンなどハイエンドモデルの出展がなかったのは非常に残念だ。
参考画像:
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