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第39回東京モーターショー2005本番
いよいよ東京モーターショーが始まった。 | 2005/10/20 |
■中央ホール - レクサス
発表のその時からどのくらい時間が経っただろう。それでも見よ、この人だかりを。これが日本を代表するワールドプレスティッジキラー、LSの発表に対する、世界のプレスの注目度だ。このLF-Shはハイブリッド。名前の最後につく"h"がハイブリッドを示しているのだろう。同時に展示されるGS450hにおいても、そのガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせ方は明らかになっていない。やっつけハイブリッドの官公庁向けクラウンを除いて、縦置きエンジンのハイブリッド動力はトヨタ初となる。
LF-Shはモックアップではない。中身がちゃんと入っている。発表まで1年を切り、今は熟成段階に入っているのだろう。現行LSのボディを少しストレッチした次期型のテスト車両がアメリカを、ヨーロッパを走っている。全長5,060mm(+45mm)、全幅1,875mm(+45mm)、全高1,465mm(-5mm)と、ワイドアンドローに変わりながらホイールベースの45mm延長で乗員スペースは確保されるはずだ。ボディの陰影があまりなく、ダイナミックさには欠けるものの、その大きさを誇示するにはかなったスタイリングとなっている。フィットアリアを思いっきり大きくしたようなテールエンドに疑問が残る。
LF-Aは、ほぼ変更点のない状態でやってきた。搭載されるV10が同時に展示されている。プレゼンテーションムービーも流され、F1直系の信憑性を高める、甲高いエキゾーストを披露する。エルフィネスはどこへ?いや、このサウンドは大歓迎だ。F1で高めたトヨタの名がここで生きる。いや、生きるのか?来年にでも、トヨタF1チームはレクサスに名称変更すべきだ。レクサスはトヨタでないと明言してしまっているからなおさらだ。もうニュルブルクリンクを走れるだけ走っていると聞くLF-A。是非、NSX-Rを超える実力と、レクサスのおもてなしを同時に実現してほしい。
GS450hも含め、日本における全レクサスモデルが出展されている。まじめな話、外貨獲得の旗手として、レクサスのよりいっそうの飛躍を期待する。
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