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 第39回東京モーターショー2005本番
■東ホール - アルファロメオ   アルファロメオ155から156の進化は、特に高級感、信頼性、快適性あたりの、アルファロメオを知らない人に共感を得られる部分で顕著だったように思う。156から2つ飛ばして159になった新型は、プレミアムDセグメントを名乗るにふさわしい内容となった。間違いなく言えることは、BMWからやってきたアルファロメオのトップがイメージする、「クラス標準として持つべきもの」が、有効に反映されているということだろう。マーケティング部門が充実しているとは言えないとされるアルファロメオにおいて、彼は有効な販促ツールをクルマ自身に組み込んだ。 スターターはプッシュボタン。メータークラスター中央にはマルチファンクションディスプレイを装備するが、寒さが厳しくとも短時間で視認性が高まるようヒーターを装備していることには驚きだ。細かい配慮は走りにもある。駆動輪の空転制御、ブレーキングの最適化、ヨー制御、ブレーキアシスト、ヒルホールド、エンジンブレーキの係り具合まで制御する。残念ながらドイツのこのクラスで標準になりつつあるブレーキドライヤーは装備されていないが、装備されるのは時間の問題だろう。すべてが新設計になり、抜群のロードホールディング、直4、V6とも吸排気可変バルブの直噴エンジンになり、ボディ剛性のアップによりトランクスルー機構も備わった。日本での発売開始時にはディーラーに赴いてほしい。ここに書ききれない充実の装備に舌を巻くはずだ。 159の兄弟車であり特に取り上げなかったが、ブレラも展示されている。新型166の展示はなかった。ご注意を。 参考画像：
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