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 第39回東京モーターショー2005本番
■東ホール - スズキ   イオニス。このクルマは、軽自動車枠に収まっているが、生産車には応用できないデザインだ。パワートレインの配置がガソリンエンジン用ではないからだ。個人的には、このクルマがペダルにおいてすべての展示車両と比較しても頑張っていると感じた。燃料電池で動くこの車は、GMから何らかの影響があってか、すべてのインターフェイスがバイワイヤ化されている。バイワイヤだからこそできる表現も多いのか、とにかく「軽」というカテゴリにとらわれない高級を感じさせる。この表現はプロダクションモデルに応用されると思うが、ナンチャッテにならないことを祈りたい。テールランプがフランスの少し前のコンセプトカーを思わせるのが残念だ。 このクルマ、いい感じです。ピーエックス。何がいいかというと、まずスタイリング。タイヤとフェンダーアーチの関係を見て欲しい。フロント側では後方に行くほどフェンダーがタイヤに覆い被さり、リア側では被さりから開放されていく。樽型なんです。筋肉質の表現に欠かせないのが、上から見たときに樽型に見えるボディと、ちょっとはみ出した部分のあるタイヤとフェンダーアーチの関係。ユーティリティー面では2列目のプライオリティーを落とし、3列目にしっかりとしたシートを配したこと。落とされたプライオリティーが実現する、チャイルドシート設置にちょうどよいシート。これ即ちユニーク。残念ながらパワートレインのアナウンスはないが、販売されていることを想像すると、少しワクワクするクルマだ。懐かしいルックスのコンセプトカーもあるが、ホントにもういいですってば。
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